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バージョン: 19

制御フロー

メソッドが単純か複雑かに関係なく、開発者は3つのプログラミング構造のうち、1つ以上を常に使用します。 プログラミング構造は、メソッド内でステートメントが実行される順序を決定する実行フローをコントロールします。 3つのタイプの構造があります:

  • シーケンシャル: シーケンシャル構造は単純な線形構造です。 シーケンスとは、4Dが最初から最後まで次々に実行する一連のステートメントです。 オブジェクトメソッドで頻繁に使用される1行から成るルーチンはもっとも簡単なシーケンシャル構造の例です。 例: [People]lastName:=Uppercase([People]lastName)
  • 分岐: 分岐構造は、条件をテストし、その結果に基づいて異なる流れにメソッドを導きます。 条件は true または false に評価されるブール式です。 If...Else...End if 構文は分岐構造の一例で、処理フローを二つに分岐します。 Case of...Else...End case 構文も分岐構造の一つで、処理フローをもっとたくさん分岐することができます。
  • ループ: メソッドの作成にあたって、何度も同じ処理を繰り返すことがあります。 これに実現するために、4D は以下のループ構造を備えています:
    • While...End while
    • Repeat...Until
    • For...End for
    • For each...End for each
      ループを制御する方法には、条件が満たされるまでループする方法と、指定した回数だけループする方法の 2通りがあります。 各ループ構造はいずれの方法にも用いることができますが、While ループと Repeat ループは条件が満たされるまで繰り返す場合に、For ループは指定した回数だけループする場合の利用に適切です。 For each...End for each ループは両方を組み合わせることが可能で、オブジェクトやコレクション内でループするために設計されています。

注: 4Dはプログラム構造 (If/While/For/Caes of/Repeat/For each) を512レベルまで入れ子で記述できます。