dataClass
エンティティやセンティティセレクション、またはクラス関数を利用するにあたって、RESTリクエスト内にデータクラス名を直接使用することができます。
使用可能なシンタックス
| シンタックス | 例題 | 説明 | 
|---|---|---|
| {dataClass} | /Employee | データクラスの全データ (デフォルトでは先頭の 100エンティティ) を返します | 
| {dataClass}[{key}] | /Employee[22] | データクラスのプライマリーキーによって特定されるエンティティのデータを返します | 
| {dataClass}:{attribute}(value) | /Employee:firstName(John) | 指定した属性値を持つ 1件のエンティティのデータを返します | 
| {dataClass}/{DataClassClassFunction} | /City/getCity | DataClassクラス関数を実行します | 
| {dataClass}/{EntitySelectionClassFunction} | /City/getPopulation/?$filter="ID<3" | EntitySelectionクラス関数を実行します | 
| {dataClass}[{key}]/{EntityClassFunction} | City[2]/getPopulation | Entityクラス関数を実行します | 
関数の呼び出しについての詳細は ORDAクラス関数 を参照ください。
{dataClass}
特定のデータクラス (例: Company) の全データ (デフォルトでは先頭の 100エンティティ) を返します。
説明
RESTリクエストにこのパラメーターのみを渡すと、($top/$limit を使って指定しない限り) デフォルトで先頭の 100件のエンティティが返されます。
返されるデータの説明です:
| プロパティ | 型 | 説明 | 
|---|---|---|
| __entityModel | Text | データクラスの名称。 | 
| __COUNT | Number | データクラスに含まれる全エンティティ数 | 
| __SENT | Number | RESTリクエストが返すエンティティの数。 総エンティティ数が $top/$limitで指定された数より少なければ、総エンティティの数になります。 | 
| __FIRST | Number | セレクションの先頭エンティティの番号。 デフォルトでは 0; または $skipで指定された値。 | 
| __ENTITIES | Collection | エンティティ毎にその属性をすべて格納したオブジェクトのコレクションです。 リレーション属性は、リレーション先の情報を取得するための URI を格納したオブジェクトとして返されます。 | 
各エンティティには次のプロパティが含まれます:
| プロパティ | 型 | 説明 | 
|---|---|---|
| __KEY | Text | データクラスにおいて定義されているプライマリーキーの値 | 
| __TIMESTAMP | Date | エンティティが最後に編集された日時を記録するタイムスタンプ | 
| __STAMP | Number | $method=updateを使ってエンティティの属性値を更新するときに必要となる内部スタンプ | 
取得する属性を指定するには、次のシンタックスを使っておこないます: {attribute1, attribute2, ...}。 例:
GET  /rest/Company/name,address
例題
特定のデータクラスの全データを取得します。
GET  /rest/Company
結果:
{
    "__entityModel": "Company",
    "__GlobalStamp": 51,
    "__COUNT": 250,
    "__SENT": 100,
    "__FIRST": 0,
    "__ENTITIES": [
        {
            "__KEY": "1",
            "__TIMESTAMP": "2020-04-10T10:44:49.927Z",
            "__STAMP": 1,
            "ID": 1,
            "name": "Adobe",
            "address": null,
            "city": "San Jose",
            "country": "USA",
            "revenues": 500000,
            "staff": {
                "__deferred": {
                    "uri": "http://127.0.0.1:8081/rest/Company(1)/staff?$expand=staff"
                }
            }
        },
        {
            "__KEY": "2",
            "__TIMESTAMP": "2018-04-25T14:42:18.351Z",
            "__STAMP": 1,
            "ID": 2,
            "name": "Apple",
            "address": null,
            "city": "Cupertino",
            "country": "USA",
            "revenues": 890000,
            "staff": {
                "__deferred": {
                    "uri": "http://127.0.0.1:8081/rest/Company(2)/staff?$expand=staff"
                }
            }
        },
        {
            "__KEY": "3",
            "__TIMESTAMP": "2018-04-23T09:03:49.021Z",
            "__STAMP": 2,
            "ID": 3,
            "name": "4D",
            "address": null,
            "city": "Clichy",
            "country": "France",
            "revenues": 700000,
            "staff": {
                "__deferred": {
                    "uri": "http://127.0.0.1:8081/rest/Company(3)/staff?$expand=staff"
                }
            }
        },
        {
            "__KEY": "4",
            "__TIMESTAMP": "2018-03-28T14:38:07.430Z",
            "__STAMP": 1,
            "ID": 4,
            "name": "Microsoft",
            "address": null,
            "city": "Seattle",
            "country": "USA",
            "revenues": 650000,
            "staff": {
                "__deferred": {
                    "uri": "http://127.0.0.1:8081/rest/Company(4)/staff?$expand=staff"
                }
            }
        }
.....//more entities here 
    ]
}
{dataClass}[{key}]
データクラスのプライマリーキーによって特定されるエンティティのデータを返します (例: Company[22] または Company[IT0911AB2200] など)。
説明
データクラスとキーを渡すことで、公開されているエンティティの情報を取得することができます。 キー (key) は、データクラスに定義されているプライマリーキーの値です。 プライマリーキーの定義についての詳細は、デザインリファレンスマニュアルの 主キーを設定、削除する を参照ください。
返されるデータについての詳細は {DataClass} を参照ください。
取得する属性を指定するには、次のシンタックスを使っておこないます: {attribute1, attribute2, ...}。 例:
GET  /rest/Company[1]/name,address
$expand を使ってリレーション属性を展開するには、次のように指示します:
GET  /rest/Company[1]/name,address,staff?$expand=staff
例題
次のリクエストは、Company データクラスで主キーが 1 であるエンティティの公開データをすべて返します。
GET  /rest/Company[1]
結果:
{
    "__entityModel": "Company",
    "__KEY": "1",
    "__TIMESTAMP": "2020-04-10T10:44:49.927Z",
    "__STAMP": 2,
    "ID": 1,
    "name": "Apple",
    "address": Infinite Loop,
    "city": "Cupertino",
    "country": "USA",
    "url": http://www.apple.com,
    "revenues": 500000,
    "staff": {
        "__deferred": {
            "uri": "http://127.0.0.1:8081/rest/Company(1)/staff?$expand=staff"
        }
    }
}
{dataClass}:{attribute}(value)
指定した属性値を持つ 1件のエンティティのデータを返します
説明
dataClass に加えて attribute (属性) および *value (値)*を渡すことで、当該エンティティの公開データをすべて取得できます。 指定する値は、その属性において一意のものですが、主キーではありません。
GET  /rest/Company:companyCode(Acme001)
取得する属性を指定するには、次のシンタックスを使っておこないます: {attribute1, attribute2, ...}。 例:
GET  /rest/Company:companyCode(Acme001)/name,address
$attributes を使ってリレーション属性を使用するには、次のように指示します:
GET  /rest/Company:companyCode(Acme001)?$attributes=name,address,staff.name
例題
次のリクエストは、名前が "Jones" である社員 (Employee) の公開データをすべて返します。
GET  /rest/Employee:lastname(Jones)