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バージョン: 20 R10

WP Get header

WP Get header* ( targetObj ) | (wpDoc ; sectionIndex {; subSectionType} ) -> 戻り値

引数説明
targetObjObject4D Write Pro レンジ
wpDocObject4D Write Pro ドキュメント
sectionIndexIntegerセクションインデックス
subSectionTypeIntegerサブセクションのタイプ(wk first page、wk left page、あるいは wk right page)
戻り値Object4D Write Pro ヘッダー

説明

WP Get header* コマンドはwpDoc 引数で指定したドキュメントの、targetObj 引数で指定したレンジ、あるいはsectionIndex 引数で指定したインデックスに関連付けられたヘッダーを返します。引数で指定した条件に合致するヘッダーが見つからなかった場合、コマンドはNull を返します。

  • 第一シンタックス(targetObj 引数を使用)では、コマンドはレンジ内の最初のページのヘッダー、あるいは引数として渡されたセクション/サブセクションのヘッダーを返します。ページ内においてサブセクションがアクティブになっている場合、コマンドはアクティブなサブセクションのヘッダーを返します(そのため常に表示されているヘッダーを返します)。
  • 第二シンタックス(wpDoc 引数)では、sectionIndex コマンドは引数で指定したセクションのヘッダーを返します(sectionIndex 引数の値は1以上でなければなりません)。
    subSectionType 引数が渡された場合、コマンドは指定されたサブセクションタイプに関連付けられたヘッダーを返します。subSectionType 引数には以下の定数のどれか一つを渡すことができます:
定数
wk first page倍長整数1
wk left page倍長整数2
wk right page倍長整数3

subSectionType 引数が指定されなかった場合、メインセクションのヘッダーが返されます。この場合、サブセクションがアクティブになっている場合、メインセクションのヘッダーオブジェクトはundefined となります(メインセクションのヘッダーはアクティブなwk first page あるいは wk left page サブセクションがない場合にのみ利用可能です)。

例題

ある4D Write Pro ドキュメントの最初のページのヘッダーを、他の4D Write Pro ドキュメントのすべてのページのヘッダーにコピーしたい場合を考えます:

 var $headerSource;$rangeSource;$tempoc;$headerTarget;$rangeTarget : Object
 
 $headerSource:=WP Get header([TEMPLATES]WPtemplate;1;wk first page) //セクション1の最初のページのヘッダーを取得
 $rangeSource:=WP Text range($headerSource;wk start text;wk end text)
 $tempoc:=WP New($rangeSource)
 
 $headerTarget:=WP Get header([Docs]MyWPDoc;1) //セクション1の全ページ
 $rangeTarget:=WP Text range($headerTarget;wk start text;wk end text)
 
 WP INSERT DOCUMENT($rangeTarget;$tempoc;wk replace)

参照

4D Write Pro エリアを使用する
WP DELETE HEADER
WP Get footer
WP New header
WP Text range