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バージョン: 20 R6

QodlyScript から 4Dランゲージへ

Qodly Studio ドキュメント を使用して、4Dデベロッパーは、Qodly Studio で Qodlyフォームを設計する方法を学ぶことができます。

コードの例は QodlyScript で提供されていますが、QodlyScript は 4Dランゲージから継承しているため、困ることはありません。 QodlyScript コードを 4Dランゲージに変換するのは簡単で、いくつかの調整が必要なだけです.

変数名

QodlyScript はローカル変数のみをサポートするため、QodlyScript の例題では、変数に $ という接頭辞が付きません。 4Dコードでは、4D によってローカル変数として識別されるように、変数名の前には必ず $ を付けてください

記号とキーワード

一部の基本的な記号、演算子、キーワードは QodlyScript では異なるため、4Dランゲージ用に変換する必要があります。 以下に一覧を示します:

QodlyScript4Dランゲージ説明
,;引数の区切り文字
=:=代入演算子
===比較演算子
declare#Declare
switchCase of
constructorClass constructor
extendsClass extends
endEnd for, End For each, End if, End case, End use, End while
forEachFor each
stringText変数の型
numberReal変数の型

他の一部の項目では文字の大小が異なりますが (例: thisThis)、4Dコードに直接貼り付けることができます。

コマンドと定数名

QodlyScript のコマンドおよび定数名は、スペースを入れずにキャメルケースで記述されます。 また、QodlyScript の定数名は k 文字で始まります。 これらの QodlyScript の要素を 4Dランゲージに変換する必要があるかもしれません。

  • 通常は、単に名前を変換するだけで十分です。 たとえば、QodlyScript の newCollection は 4Dランゲージの New collection です。
  • しかし、いくつかのコマンドは改名されています。たとえば、4Dランゲージの ArctanSquare root コマンドは、QodlyScript では atan および sqrt です。

例題

  • QodlyScript コード:
 declare(entitySelection : 4D.EntitySelection)  
var dataClass : 4D.DataClass
var entity, duplicate : 4D.Entity
var status : object
dataClass=entitySelection.getDataClass()
forEach(entity,entitySelection)
duplicate=dataClass.new()
duplicate.fromObject(entity.toObject())
duplicate[dataClass.getInfo().primaryKey]=null
status=duplicate.save()
end
  • 上に相当する 4Dランゲージのコード:
 #DECLARE ( $entitySelection : 4D.EntitySelection )  
var $dataClass : 4D.DataClass
var $entity; $duplicate : 4D.Entity
var $status : Object
$dataClass:=$entitySelection.getDataClass()
For each($entity;$entitySelection)
$duplicate:=$dataClass.new()
$duplicate.fromObject($entity.toObject())
$duplicate[$dataClass.getInfo().primaryKey]:=Null
$status:=$duplicate.save()
End for each