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バージョン: 20

BLOB

Blobクラスを使って、BLOB オブジェクト (4D.Blob) を操作することができます。

概要

4D.Blob.new() : 4D.Blob
4D.Blob.new( blobScal : Blob ) : 4D.Blob
4D.Blob.new( blobObj : 4D.Blob ) : 4D.Blob
    新規の 4D.Blob オブジェクトを作成し、(任意で) 別の BLOBデータ (スカラーBLOB または 4D.Blob) のコピーを格納します
.size : Real    4D.Blob のサイズを返します (バイト単位)。
.slice() : 4D.Blob
.slice( start : Real ) : 4D.Blob
.slice( start : Real; end : Real ) : 4D.Blob
     呼び出し対象である BLOB のデータの一部を参照する新規の 4D.Blob を作成して返します。 元の BLOB は変更されません。

4D.Blob.new()

履歴
リリース内容
19 R2追加

4D.Blob.new() : 4D.Blob
4D.Blob.new( blobScal : Blob ) : 4D.Blob
4D.Blob.new( blobObj : 4D.Blob ) : 4D.Blob

引数説明
blobBLOB または 4D.Blob->コピーする BLOB
戻り値4D.Blob<-新規 4D.Blob

|

説明

4D.Blob.new は、 新規の 4D.Blob オブジェクトを作成し、(任意で) 別の BLOBデータ (スカラーBLOB または 4D.Blob) のコピーを格納します.

blob 引数が渡されなかった場合、関数は空の 4D.Blob を返します。

.size

.size : Real

説明

.size プロパティは、 4D.Blob のサイズを返します (バイト単位)。

.slice()

履歴
リリース内容
19 R2追加

.slice() : 4D.Blob
.slice( start : Real ) : 4D.Blob
.slice( start : Real; end : Real ) : 4D.Blob

引数説明
startReal->新しい 4D.Blob に含める最初のバイトのインデックス
endReal->新しい 4D.Blob に含めない最初のバイトのインデックス
戻り値4D.Blob<-新規 4D.Blob

|

説明

.slice() 関数は、 呼び出し対象である BLOB のデータの一部を参照する新規の 4D.Blob を作成して返します。 元の BLOB は変更されません。

start 引数は、新しい 4D.Blob に含める最初のバイトを示す BLOB のインデックスです。 負の値を指定した場合、4D は BLOB の末尾から先頭に向かってオフセットしたものとして扱います。 たとえば、-10 は BLOB の最後から 10番目のバイトを表します。 デフォルト値は 0 です。 start にソースBLOB のサイズより大きな値を指定すると、返される 4D.Blob のサイズは 0 になり、データは含まれません。

end 引数は、新しい 4D.Blob に含めない最初のバイトを示す BLOB のインデックスです。つまる、指定インデックスのバイトは新しい 4D.Blob から除外されます。 負の値を指定した場合、4D は BLOB の末尾から先頭に向かってオフセットしたものとして扱います。 たとえば、-10 は BLOB の最後から 10番目のバイトを表します。 デフォルト値は BLOB のサイズです。

例題

var $myBlob : 4D.Blob

// 4D.Blob にテキストを格納します
CONVERT FROM TEXT("Hello, World!"; "UTF-8"; $myBlob)
$is4DBlob:=OB Instance of($myBlob; 4D.Blob); // True

$myString:=Convert to text($myBlob; "UTF-8")
// $myString は "Hello, World!" を格納しています

// $myBlob から新しい 4D.Blob を作成します
$myNewBlob:=$myBlob.slice(0; 5)

$myString:=Convert to text($myNewBlob; "UTF-8")
// $myString は "Hello" を格納します