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バージョン: 20

4D View Pro エリアの設定

4D View Pro エリアのプロパティは、プロパティリストを利用して設定することが可能です。 スプレッドシートプロパティはランゲージにより設定します。

フォームエリアプロパティ

オブジェクト名変数あるいは式アピアランスアクションイベント などの 4D View Pro オブジェクトプロパティ は、エリアのプロパティリストを使って設定できます。

ユーザーインターフェースの選択

4D View Pro のフォームエリアで使用するインターフェースは、プロパティリストアピアランス から選択できます:

また、userInterface および withFormulaBar ("ツールバー" インターフェースのみ) の JSONプロパティを使用することもできます。

インターフェースにより、基本的な編集とデータ操作がおこなえます。 ユーザーによる編集は、ユーザーによってドキュメントが保存されたときに 4D View Pro オブジェクトに保存されます。

リボン

ツールバー

ツールバー型インターフェースを有効化すると フォーミュラバーを表示 オプションが表示されます。 これを選択すると、ツールバーのすぐ下にフォーミュラバーが表示されます。

フォーミュラバーが表示された状態:

機能

リボン型、ツールバー型のいずれのインターフェースでも、関連機能はタブにグループ分けされます:

タブアクションリボン型インターフェースツールバー型インターフェース
ファイルファイル操作
ホームテキストの書式など
挿入アイテムの追加
フォーミュラフォーミュラの計算とライブラリ
データデータ操作
表示表示の設定
Settingsスプレッドシートの設定

フォームイベント

4D View Pro エリアのプロパティリスト内では、以下のフォームイベントが利用可能です。

一部のイベントは (すべてのアクティブオブジェクトで利用可能な) 標準のフォームイベントであり、一部は 4D View Pro 専用のフォームイベントです。 また一部の標準フォームイベントは、4D View Pro エリアにおいて生成された場合、FORM Event コマンドが返すオブジェクトに追加の情報を提供します。 以下の表は標準イベントと、4D View Pro 専用または追加情報を提供するイベントの一覧です:

標準の 4Dイベント4D View Pro 専用、または追加情報を返すイベント
On LoadOn VP Ready
On Getting FocusOn Clicked
On Losing FocusOn Double Clicked
On UnloadOn Header Click
On After Edit
On Selection Change
On Column Resize
On Row Resize
On VP Range Changed

シートオプション

4D View Pro シートオプションオブジェクトを使って、4D View Pro エリアの様々なオプションをコントロールすることができます。 このオブジェクトは以下のコマンドで操作します:

シートのアピアランス

プロパティ説明
allowCellOverflowbooleanセルに収まらないデータを隣の空のセルにはみ出し表示するかどうかを指定します
sheetTabColorstringシートタブの色を指定するカラー文字列 (例: "red"、"#FFFF00"、"rgb(255,0,0)"、"Accent 5")
frozenlineColorstring固定化された線の色を指定するカラー文字列 (例: "red"、"#FFFF00"、"rgb(255,0,0)"、"Accent 5")
clipBoardOptionslongintクリップボードオプション。 利用可能な値: vk clipboard paste options all, vk clipboard paste options formatting, vk clipboard paste options formulas, vk clipboard paste options formulas and formatting, vk clipboard paste options values, vk clipboard paste options values and formatting
gridlineobject枠線のオプション
colorstring枠線の色を表すカラー文字列 (例: "red"、"#FFFF00"、"rgb(255,0,0)"、"Accent 5")
showVerticalGridlineboolean垂直の枠線を表示するかどうかを指定します。
showHorizontalGridlineboolean水平の枠線を表示するかどうかを指定します。
rowHeaderVisibleboolean行ヘッダーを表示するかどうかを指定します。
colHeaderVisibleboolean列ヘッダーを表示するかどうかを指定します。
rowHeaderAutoTextlongint行ヘッダーが文字を表示するか、数字を表示するか、あるいは空かを指定します。 利用可能な値: vk header auto text blank, vk header auto text letters, vk header auto text numbers
colHeaderAutoTextlongint列ヘッダーが文字を表示するか、数字を表示するか、あるいは空かを指定します。 利用可能な値: vk header auto text blank, vk header auto text letters, vk header auto text numbers
selectionBackColorstringシートにおける選択範囲の背景色。 (RGBAフォーマット推奨)
selectionBorderColorstringシートにおける選択範囲の枠線の色。
sheetAreaOffsetobjectシートエリアのオフセットオプション
leftlongintシートの、ホストからの左オフセット
toplongintシートの、ホストからの上オフセット

いずれのプロパティも任意です。

シートの保護

シート全体をロック (保護) するには、isProtected プロパティを true に設定するだけです。 その上で、locked セルスタイルプロパティを個別に設定することで、特定のセルをロック解除することができます。

プロパティ説明
isProtectedbooleanシート上で保護状態とされているセルが編集可能かどうかを指定します。
protectionOptionsobjectユーザーにより編集可能な要素を指定します。 null の場合、protectionOptions パラメーターはリセットされます。
allowSelectLockedCellsbooleanロックされたセルをユーザーが選択できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは true。
allowSelectUnlockedCellsbooleanロック解除されたセルをユーザーが選択できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは true。
allowSortbooleanユーザーによるレンジの並べ替えが可能かどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowFilterbooleanユーザーによるレンジのフィルタリングが可能かどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowEditObjectsbooleanフローティングオブジェクトをユーザーが編集できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowResizeRowsbooleanユーザーが行をリサイズできるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowResizeColumnsbooleanユーザーが列をリサイズできるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowDragInsertRowsbooleanユーザーがドラッグ操作で行を挿入できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowDragInsertColumnsbooleanユーザーがドラッグ操作で列を挿入できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowInsertRowsbooleanユーザーが行を挿入できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowInsertColumnsbooleanユーザーが列を挿入できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowDeleteRowsbooleanユーザーが行を削除できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。
allowDeleteColumnsbooleanユーザーが列を削除できるかどうかを指定します (任意)。 デフォルトは false。

いずれのプロパティも任意です。

セルフォーマット

フォーマットパターン (表示形式) を定義することで、4D View Pro ドキュメントのコンテンツを想定通りに表示することができます。 フォーマットは、選択された 4D View Pro の インターフェース を使用するか、VP SET VALUE または VP SET NUM VALUE メソッドを使用して設定します。

4D View Pro には数値、日付、時間、そしてテキスト用のビルトインのフォーマットがありますが、カスタムパターンを作成することで、特殊文字やコードを使ったフォーマットでセルのコンテンツを表示することができます。

たとえば、請求書において VP SET VALUE あるいは VP SET NUM VALUE メソッドを使用して金額を入力している場合、数値の桁数とは関係なく (つまり金額が $5.00 だろうと $5,000.00 だろうと) 通貨記号 ($, €, ¥, など) を同じ位置に整列させたい場合があるかもしれません。 この場合、フォーマット文字を使用してパターン ($* #,##0.00) を指定することで、以下のように表示させることができます:

カスタムのフォーマットパターンを作成する場合、データの表示 のみが変更されるという点に注意してください。 データの値そのものは変わりません。

数値とテキストのフォーマット

数値フォーマットはすべての数値型 (例: 正の数、負の数、ゼロ) に対して適用されます。

文字説明例題
0ゼロを表示する桁のプレースホルダー#.00 は 1.1 を 1.10 と表示します。
.小数点を表示します0.00 は 1999 を 1999.00 と表示します。
,数値内に千区切りのカンマを表示します。 数値記号 "#" あるいはゼロに挟まれたカンマがフォーマットに含まれる場合、3桁ごとにカンマで区切られます。 桁のプレースホルダーの後にくるカンマは、数値を 1000 で割ります。#,0 は 12200000 を 12,200,000 と表示します。
_アンダーバーに続く文字の幅をスキップします。_( のようにカッコなどと組み合わせることで、左や右にスペースを追加します。
@テキストのフォーマット文字。 セル内のすべてのテキストにフォーマットを適用します。"[Red]@" はテキスト値に対して赤のフォントカラーを適用します。
*列幅いっぱいまで、後に続く文字を繰り返します。0*- は、数値の後にセルの幅いっぱいまでダッシュを繰り返します。対して、*0 をフォーマットの前につけると、先頭に 0 が複数表示されます。
" "引用符にはさまれたテキストを、解釈せずにそのまま表示します。"8%" は 8% と表示されます。
%数値を百分率で表示します。8% は、.08 として表示されます。
#追加のゼロを表示しない、桁のプレースホルダー。 もしプレースホルダーの数以上に小数点以下の桁数があった場合、それらの数字は丸められます。#.# は 1.54 を 1.5 として表示します。
?追加のゼロの分のスペースを残すが、そのゼロは表示しない桁のプレースホルダー。 通常、数値を小数点の位置で揃えるために使用されます。$?? は最低 2桁のスペースを確保し、1桁の数値が混じっていても 2桁の場所に $記号が並ぶように指定します。
\後に続く文字を表示します。#.00? は 123 を 123.00? として表示します。
/数値に対して使用した場合、分数として表記します。 テキスト、日付、時刻に対して使用した場合、それらをそのまま表示します。#/# は .75 を 3/4 として表示します。
[ ]条件つき書式を作成します。[>100][GREEN]#,##0;[<=-100][YELLOW]#,##0;[BLUE]#,##0
E指数表記のフォーマット。#E+# - は 1,500,500 を 2E+6 として表示します。
[color]テキストまたは数値を指定カラーで表示します。[Green]###.##[Red]-###.###

例題

// セルの値を $125,571.35 と表示する設定
VP SET VALUE(VP Cell("ViewProArea";3;2);New object("value";125571.35;"format";"_($* #,##0.00_)")

日付と時間のフォーマット

4D View Pro では IS0 8601 の日付と時間パターンを示す以下の定数を提供しています:

定数説明
vk pattern full date time"fullDateTimePattern"カレント言語設定における ISO 8601 フォーマットの完全な日付と時間。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "dddd, dd MMMM yyyy HH:mm:ss"
vk pattern long date"longDatePattern"カレント言語設定における ISO 8601 フォーマットの完全な日付。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "dddd, dd MMMM yyyy"
vk pattern long time"longTimePattern"カレント言語設定における ISO 8601 フォーマットの時間。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "HH:mm:ss"
vk pattern month day"monthDayPattern"カレント言語設定における ISO 8601 フォーマットの月日の日付。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "MMMM dd"
vk pattern short date"shortDatePattern"カレント言語設定における省略形の ISO 8601 フォーマットの日付。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "MM/dd/yyyy"
vk pattern short time"shortTimePattern"カレント言語設定における省略形の ISO 8601 フォーマットの時間。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "HH:mm"
vk pattern sortable date time"sortableDateTimePattern"カレント言語設定における、並べ替え可能な ISO 8601 フォーマットの日付と時間。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "yyyy'-'MM'-'dd'T'HH':'mm':'ss"
vk pattern universal sortable date time"universalSortableDateTimePattern"カレント言語設定における、UTCを使用した並べ替え可能な ISO 8601 フォーマットの日付と時間。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "yyyy'-'MM'-'dd HH':'mm':'ss'Z'"
vk pattern year month"yearMonthPattern"カレント言語設定における ISO 8601 フォーマットの年月。アメリカ合衆国でのデフォルトパターン: "yyyy MMMM"

例題

// セルの値を特定の日付と時間として表示する設定
VP SET VALUE(VP Cell("ViewProArea";3;9);New object("value";!2024-12-18!);"time";?14:30:10?;"format";vk pattern full date time))

カスタムの日付と時間のフォーマット

カレント言語設定における日付と時間のカスタムパターンを作成したい場合、以下のコードを組み合わせて使用することができます:

コード
(文字の大小の区別なし)
説明例題
日付(January 1, 2019)
m先頭のゼロなしの月表示1
mm先頭のゼロありの月表示01
mmm短い月名Jan
mmmm長い月名January
d先頭のゼロなしの日付表示1
dd先頭のゼロありの日付表示01
ddd短い曜日名Tue
dddd長い曜日名Tuesday
yy短い年表示19
yyyy長い年表示2019
時間(2:03:05 PM)
h先頭のゼロなしの時間。 0-23の値2
hh先頭のゼロありの時間。 00-23の値02
m先頭のゼロなしの分数。 0-59の値3
mm先頭のゼロありの分数。 00-59の値03
s先頭のゼロなしの秒数。 0-59の値5
ss先頭のゼロありの秒数。 00-59の値05
[h]経過時間の時間数14 (24 を超える表示も可能)
[mm]経過時間の分数843
[ss]経過時間の秒数50585
AM/PM午前/午後。 省略された場合、24時間表記が適用されます。PM

'm' のコードはその位置とパターンに応じて解釈されます。 'h' または 'hh' の直後、あるいは 's' または 'ss' の直前に位置する場合には分を表すと解釈されますが、それ以外の場合には月を表すと解釈されます。

追加の記号

上記で説明されている特殊文字とコードに加えて、フォーマットパターンに使用可能な追加の文字と記号があります。 これらの追加文字と記号は \ または "" を必要とせず、フォーマットパターンの解釈に影響することはありません。 これらはパターン内において "そのまま" 表示されます。

文字説明例題
+ と -プラス記号およびマイナス記号### + ### = ###,###
( )左と右のカッコ記号(-###.##)
:コロンhh:mm:ss
^キャレット#^#
'アポストロフィー'######
{ }中カッコ{###,###,###}
< >小なり大なり## >##
=等号#+#=##
/フォワードスラッシュ。 数値に対して使用した場合、分数として表記します。mm/dd/yyyy
!感嘆符$###.00!
&アンパサンド"Hello" & "Welcome"
~チルダ~##
スペース文字
ユーロ€###.00
£英ポンド£###.00
¥日本円¥###.00
$ドル記号$###.00
¢セント記号.00¢

印刷属性

4D View Pro 印刷属性を使って、4D View Pro エリアの印刷に関するすべての項目を管理することができます。 これらの属性は以下のコマンドによって操作します:

カラム / 行

カラム属性と行属性を使って、カラムと行の始まり、終わり、そして繰り返しについて指定します。

プロパティ説明
columnEndlongintセルレンジ内で印刷する最後のカラム。 デフォルト値 = -1 (全カラム)
columnStartlongintセルレンジ内で印刷する最初のカラム。 デフォルト値 = -1 (全カラム)
repeatColumnEndlongint各ページの左に印刷するカラムのレンジの、最後のカラム。 デフォルト値 = -1 (全カラム)
repeatColumnStartlongint各ページの左に印刷するカラムのレンジの、最初のカラム。 デフォルト値 = -1 (全カラム)
repeatRowEndlongint各ページの上に印刷する行のレンジの、最後の行。 デフォルト値 = -1 (すべての行)
repeatRowStartlongint各ページの上に印刷する行のレンジの、最初の行。 デフォルト値 = -1 (すべての行)
rowEndlongintセルレンジ内で印刷する最後の行。 デフォルト値 = -1 (すべての行)
rowStartlongintセルレンジ内で印刷する最初の行。 デフォルト値 = -1 (すべての行)

ヘッダー / フッター

ヘッダー属性とフッター属性は、ヘッダー/フッターセクションの左・右・センターのテキストまたは画像を指定するのに使用されます。

プロパティ説明
footerCentertext印刷ページのセンターフッターのテキストとフォーマット
footerCenterImagepicture | text*フッターのセンターセクションの画像
footerLefttext印刷ページの左フッターのテキストとフォーマット
footerLeftImagepicture | text*フッターの左セクションの画像
footerRighttext印刷ページの右フッターのテキストとフォーマット
footerRightImagepicture | text*フッターの右セクションの画像
headerCentertext印刷ページのセンターヘッダーのテキストとフォーマット
headerCenterImagepicture | text*ヘッダーのセンターセクションの画像
headerLefttext印刷ページの左ヘッダーのテキストとフォーマット
headerLeftImagepicture | text*ヘッダーの左セクションの画像
headerRighttext印刷ページの右ヘッダーのテキストとフォーマット
headerRightImagepicture | text*ヘッダーの右セクションの画像

* テキスト型を使用する場合には、画像のファイルパス (絶対パスまたは相対パス) を渡します。 相対パスを渡す場合、ファイルはデータベースのストラクチャーファイルのと階層に置かれてなければなりません。 Windows では、ファイル拡張子も含めて渡します。 画像指定に使用するデータ型にかかわらず、4D View Pro エリアには (参照ではなく) 画像そのものが保存され、VP Get print info によって返されます。

特殊文字

以下の特殊文字を使用すると、4D View Pro エリアが印刷される際にヘッダーとフッター内に自動で情報を追加およびフォーマットすることができます。

文字説明例題戻り値
&エスケープ文字(以下の例を参照)
PカレントページprintInfo.headerLeft:="これは &P ページ目です"これは 5 ページ目です
Nページ数printInfo.headerLeft:="&N ページあります"10 ページあります
Dカレント日付 (yyyy/mm/dd フォーマット)printInfo.headerLeft:="日付は &D です"日付は 2015/6/19 です
T現在の時刻printInfo.headerLeft:="時刻は &T です"時刻は 16:30:36 です
GピクチャーprintInfo.headerLeftImage:=smiley
printInfo.headerLeft:="&G"
S打ち消し線printInfo.headerLeft:="&Sこれはテキストです"これはテキストです
U下線printInfo.headerLeft:="&Uこれはテキストです"これはテキストです (下線)
B太字printInfo.headerLeft:="&Bこれはテキストです"これはテキストです
IイタリックprintInfo.headerLeft:="&Iこれはテキストです"これはテキストです
"フォント指定printInfo.headerLeft:="&"Lucida Console"&14This is text."
K文字カラー指定printInfo.headerLeft:="&KFF0000これはテキストです"これはテキストです (赤字)。
Fワークブック名printInfo.headerLeft:="&F"2019 Monthly Revenue Forecasts
Aスプレッドシート名printInfo.headerLeft:="&A"June 2019 revenue forecast

マージン

マージン属性は、印刷時の 4D View Pro エリアのマージンを指定するために使用されます。 100分の1インチ単位で表現されます。

プロパティ説明
marginobject印刷マージン
toplongint上部マージン、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 75
bottomlongint下部マージン、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 75
leftlongint左マージン、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 70
rightlongint右マージン、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 70
headerlongintヘッダーのオフセット、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 30
footerlongintフッターのオフセット、100分の1インチ単位。 デフォルト値 = 30

方向

向き属性は、印刷ページレイアウトの方向を指定するのに使用されます。

この属性はレンダリング情報のみを定義します。

プロパティ説明
orientationlongintページの向き。 とりうる値: vk print page orientation landscape, vk print page orientation portrait (デフォルト)

ページ

ページ属性は、一般的なドキュメント印刷設定を指定するのに使用されます。

プロパティ説明
blackAndWhiteboolean白黒で印刷します。

デフォルト値 = false

: PDF はこの属性に影響されません。 PDF のカラーはそのままです。

centeringlongint印刷ページ上でコンテンツをどのように中央揃えするかを指定します。 とりうる値: vk print centering both, vk print centering horizontal, vk print centering none (デフォルト), vk print centering vertical
firstPageNumberlongint最初のページに印刷するページ番号。デフォルト値 = 1
pageOrderlongintページの印刷順。 とりうる値: vk print page order auto (デフォルト), vk print page order down then over, vk print page order over then down.
pageRangetext印刷されるページの範囲
qualityFactorlongint印刷の品質指定 (1 - 8)。 高ければ印刷の質は高くなりますが、印刷のパフォーマンスに影響する可能性があります。

デフォルト値 = 2

useMaxbooleanデータのあるカラムと行のみが印刷されます。

デフォルト値 = true

zoomFactorreal印刷ページの拡大/縮小率。

デフォルト値 = 1

用紙サイズ

用紙サイズ属性は印刷に使用する用紙の寸法や規格サイズを指定します。 用紙サイズを定義するには 2つの方法があります:

  • カスタムサイズ - height と width 属性を使用
  • 規格サイズ - kind 属性を使用
プロパティ説明
paperSizeobject印刷に使用する用紙の寸法 (height、width) または規格 (kind)
heightlongint用紙の高さ、100分の1インチ単位
widthlongint用紙の幅、100分の1インチ単位
kindtext用紙の規格サイズの名前 (例: A2、A4、legal、など)。GET PRINT OPTION によって返されます。 デフォルト値 = "letter"
  • heightwidth プロパティで用紙サイズを指定した場合、VP Get print info が返す用紙サイズ属性の kind プロパティ値は custom です。

  • kind プロパティで用紙サイズを設定する場合、以下のいずれかを使用することができます:

スケール

スケール属性は印刷の最適化と調整のために使用されます。

プロパティ説明
bestFitColumnsboolean印刷時、カラムの幅はテキストの最大幅に合うように調整されます。 デフォルト値 = false
bestFitRowsboolean印刷時、行の高さはテキストの最大高さに合うように調整されます。 デフォルト値 = false
fitPagesTalllongint最適化印刷時、チェックする垂直方向 (縦向き) のページ数。 デフォルト値 = -1
fitPagesWidelongint最適化印刷時、チェックする水平方向 (横向き) のページ数。 デフォルト値 = -1

表示 / 非表示

表示 / 非表示属性は 4D View Pro エリア要素の表示 (印刷) 状態を指定するのに使用されます。

プロパティ説明
showBorderboolean外枠の境界線を印刷します。デフォルト値 = true
showColumnHeaderlongintカラムヘッダーの印刷設定。 とりうる値: vk print visibility hide, vk print visibility inherit (デフォルト), vk print visibility show, vk print visibility show once
showGridLineboolean枠線を印刷します。 デフォルト値 = false
showRowHeaderlongint行ヘッダーの印刷設定。 とりうる値: vk print visibility hide, vk print visibility inherit (デフォルト), vk print visibility show, vk print visibility show once

ウォーターマーク

ウォーターマーク属性は 4D View Pro エリアに透かしとして、テキストまたは画像を重ねて表示するために使用されます。

プロパティ説明
watermarkcollectionウォーターマーク設定のコレクション。 デフォルト値: undefined
[ ].heightlongintウォーターマークのテキスト/画像の高さ。
[ ].imageSrcpicture | text*ウォーターマークのテキスト/画像。
[ ].pagetextウォーターマークが印刷されるページ。 全ページに印刷: "all"。 特定のページ: カンマで区切られたページ番号またはページの範囲。 例: "1,3,5-12"
[ ].widthlongintウォーターマークのテキスト/画像の幅。
[ ].xlongintウォーターマークのテキスト/画像の左上端の水平方向の座標
[ ].ylongintウォーターマークのテキスト/画像の左上端の垂直方向の座標

* テキスト型を使用する場合には、画像のファイルパス (絶対パスまたは相対パス) を渡します。 相対パスを渡す場合、ファイルはデータベースのストラクチャーファイルのと階層に置かれてなければなりません。 Windows では、ファイル拡張子も含めて渡します。 画像指定に使用するデータ型にかかわらず、4D View Pro エリアには (参照ではなく) 画像そのものが保存され、VP Get print info によって返されます。

スタイルオブジェクト

4D View Pro スタイルオブジェクトとスタイルシートを使用すると、4D View Pro ドキュメントのグラフィカル要素や見た目を管理することができるようになります。

スタイルオブジェクトとスタイルシート

スタイルオブジェクトには、スタイル設定が格納されます。 これらはスタイルシートで使用するか、あるいはそのまま使用することができます。 スタイルオブジェクトはスタイルシートと組み合わせて使用することもでき、ドキュメントの他の部分に影響を及ぼすことなく個別のセルレンジに異なる設定を指定することもできます。 VP SET CELL STYLE および VP SET DEFAULT STYLE コマンドでは、スタイルオブジェクトを直接使用することができます。 VP SET TABLE THEME または VP CREATE TABLE コマンドを使用してカスタムテーブルテーマを定義する場合にも、スタイル オブジェクトが使用できます。

スタイルシート は、プロパティの組み合わせをスタイルオブジェクトにまとめたもので、それによって 4D View Pro ドキュメントのすべてのセルの見た目を指定します。 ドキュメントとともに保存されたスタイルシートを使用して、単一のシート、複数のシート、あるいはワークブック全体に対してプロパティを設定することができます。 4D View Pro スタイルシートは作成時に名前が与えられ、この名前はスタイルシートの "name" プロパティに保存されます。 これによりスタイルシートの使用が容易になり、また注意深く命名することで、その定義と目的を分かりやすくすることもできます (例: Letterhead_internal、Letterhead_external、など)。

スタイルシートは VP ADD STYLESHEET コマンドで作成され、VP SET DEFAULT STYLE あるいは VP SET CELL STYLE コマンドで適用されます。 スタイルシートは VP REMOVE STYLESHEET コマンドで削除できます。

VP Get stylesheet コマンドを使用することでスタイルシートのスタイルオブジェクトを取得できます。また、VP Get stylesheets コマンドを使用して複数のスタイルシートのスタイルオブジェクトのコレクションを取得することもできます。

スタイルオブジェクトプロパティ

例:

 $style:=New object
$style.hAlign:=vk horizontal align left
$style.font:="12pt papyrus"
$style.backColor:="#E6E6FA" // 薄紫色
VP SET DEFAULT STYLE("myDoc";$style)

背景色と文字色

プロパティ説明とりうる値
backColortext背景色を定義します。CSSカラー "#rrggbb" シンタックス (推奨シンタックス)、CSSカラー "rgb(r,g,b)" シンタックス (代替シンタックス)、CSSカラーネーム (代替シンタックス)
backgroundImagepicture, text背景画像を指定します。直接指定するか、または画像パス (フルパス、またはファイル名のみ) で指定することができます。 ファイル名のみを使用する場合、ファイルはデータベースのストラクチャーファイルと同じ階層に置かれている必要があります。 指定の方法 (ピクチャーまたはテキスト) に関わらず、ピクチャーはドキュメントとともに保存されます。 画像のサイズが大きい場合、ドキュメントのサイズに影響する場合があります。 Windows での注意: ファイル拡張子も含める必要があります。
backgroundImageLayoutlongint背景画像のレイアウトを定義します。vk image layout center, vk image layout none, vk image layout stretch, vk image layout zoom
foreColortext文字のカラーを定義します。CSSカラー "#rrggbb" シンタックス (推奨シンタックス)、CSSカラー "rgb(r,g,b)" シンタックス (代替シンタックス)、CSSカラーネーム (代替シンタックス)

境界線

プロパティ説明とりうる値
borderBottom, borderLeft, borderRight, borderTop, diagonalDown, diagonalUpobjectそれぞれに対応する境界線を定義します。
colortext境界線のカラーを定義します。 デフォルト = blackCSSカラー "#rrggbb" シンタックス (推奨シンタックス)、CSSカラー "rgb(r,g,b)" シンタックス (代替シンタックス)、CSSカラーネーム (代替シンタックス)
stylelongint境界線のスタイルを定義します。 デフォルト = empty。 null または未定義をとることはできません。vk line style dash dot, vk line style dash dot dot, vk line style dashed, vk line style dotted, vk line style double, vk line style empty, vk line style hair, vk line style medium, vk line style medium dash dot, vk line style medium dash dot dot,vk line style medium dashed, vk line style slanted dash dot, vk line style thick

フォントとテキスト

プロパティ説明とりうる値
fonttextフォントの特徴を CSS の fontショートハンドで指定します ("font-style font-variant font-weight font-size/line-height font-family")。 例: "14pt Century Gothic"。 フォントサイズ (font-size) とフォントファミリー (font-family) の値は必須です。 その他の値が省略された場合には、そのデフォルト値が使用されます。 注: フォント名にスペースが含まれる場合、その名前は引用符 ("") で括られる必要があります。CSS fontショートハンド。 4D ではフォントの特徴をオブジェクトとして管理するためのユーティリティコマンドを提供しています: VP Font to object および VP Object to font
formattertext値や日時に対するパターン数値/テキスト/日付/時間フォーマット、特殊文字など。 セルフォーマット 参照。
isVerticalTextbooleanテキストの向きを指定します。true = 縦方向のテキスト, false = 横方向のテキスト
labelOptionsobjectセルラベルのオプションを定義します (ウォーターマークオプション)
alignmentlongintセルラベルの位置を指定します。 任意プロパティです。vk label alignment top left, vk label alignment bottom left, vk label alignment top center, vk label alignment bottom center, vk label alignment top right, vk label alignment bottom right
visibilitylongintセルラベルの表示状態を指定します。 任意プロパティです。vk label visibility auto, vk label visibility hidden, vk label visibility visible
foreColortext文字のカラーを定義します。 任意プロパティです。CSSカラー "#rrggbb" シンタックス (推奨シンタックス)、CSSカラー "rgb(r,g,b)" シンタックス (代替シンタックス)、CSSカラーネーム (代替シンタックス)
fonttextフォントの特徴を CSS の fontショートハンドで指定します ("font-style font-variant font-weight font-size/line-height font-family")。 フォントサイズ (font-size) とフォントファミリー (font-family) の値は必須です。
textDecorationlongintテキストに追加する装飾を指定します。vk text decoration double underline, vk text decoration line through, vk text decoration none, vk text decoration overline, vk text decoration underline
textIndentlongintテキストのインデントを定義します。 1 = 8ピクセル
textOrientationlongintセル内のテキストの回転角度を定義します。 -90 から 90 の数値
watermarktextウォーターマーク (セルラベル) のコンテンツを定義します。
wordWrapbooleanテキストを折り返すかどうかを指定します。true = テキストを折り返す、false = テキストを折り返さない

レイアウト

プロパティ説明とりうる値
cellPaddingtextセルのパッディングを定義します
hAlignlongintセルコンテンツの水平方向の揃え方を定義しますvk horizontal align center, vk horizontal align general, vk horizontal align left, vk horizontal align right
lockedbooleanセルの保護状態を指定します。 ただし、シートの保護 が有効化されている場合にのみ利用可能である点に注意してください。true = ロックされている、false = ロック解除
shrinkToFitbooleanセルのコンテンツが縮小されるかどうかを指定します。true = コンテンツ縮小、false = 縮小なし
tabStopbooleanTabキーを使用してセルにフォーカスできるかどうかを指定します。true = Tabキーでフォーカス可、false = Tabキーでフォーカス不可
vAlignlongintセルコンテンツの垂直方向の揃え方を定義しますvk vertical align bottom, vk vertical align center, vk vertical align top

スタイル情報

プロパティ説明
nametextスタイルの名前を定義します。
parentNametextカレントスタイルの元となっているスタイルを指定します。 まず親スタイルの値が適用され、次にカレントスタイルの値が適用されます。 カレントスタイルの変更は親スタイルには反映されません。 これはスタイルシートを使用している時のみ利用可能です。

4D View Pro オブジェクト

4D View Pro オブジェクト はスプレッドシートの中身をすべて保存します。 このオブジェクトは 4D View Pro によって自動的に管理されます。 VP IMPORT FROM OBJECT および VP Export to object メソッドによって、このオブジェクトを設定したり取得したりできます。

このオブジェクトには次のプロパティが含まれます:

プロパティ値の型説明
versionLongint内部コンポーネントのバージョン
dateCreationTimestamp作成日
dateModifiedTimestamp最終更新日
metaObject4Dデベロッパー専用の任意コンテンツ
spreadJSObject4D View Pro コンポーネント専用

4D View Pro フォームオブジェクト変数

The 4D View Pro フォームオブジェクト変数は、4D View Pro フォームエリアに紐づけられた オブジェクト 変数のことです。 この変数は、4D View Pro オブジェクトが使用する情報を管理します。

4D View Pro フォームオブジェクト変数は、情報目的 (例: デバッグなど) のためだけに存在します。 どのような状況においてもこれを編集してはいけません。

このオブジェクトには次のプロパティが含まれます:

プロパティ値の型説明
ViewPro.areaText4D View Pro エリア名
ViewPro.callbacksObjectインポートやエクスポートなど、コールバックを必要とするコマンドが使用するための一時的な情報を保存します。
ViewPro.commandBuffersCollectionメソッドによって呼び出されるコマンドを順番に保存し、メソッド終了時、あるいはコマンドが値を返した時、あるいは VP FLUSH COMMANDS が呼び出された時に、それらのコマンドを (個別にではなく) バッチとして実行します。 この機構によって、送信されるリクエスト数が抑えられ、パフォーマンスが向上します。
ViewPro.eventsObjectイベント リスト。
ViewPro.formulaBarBooleanフォーミュラバーが表示されているかどうかを示します。 "toolbar" インターフェースにおいてのみ利用可能です。
ViewPro.initedBoolean4D View Pro エリアが初期化されたかどうかを示します(On VP Ready 参照)。
ViewPro.interfaceTextユーザーインターフェースのタイプを指定します: "ribbon"、"toolbar"、"none"。