📄️ クラス関数について
この章では、ビルトインの 4D クラス関数および関連するコンストラクターコマンドを説明します。 4Dクラス関数およびプロパティは、クラスインスタンス オブジェクトによって提供されます。
📄️ BLOB
Blobクラスを使って、BLOB オブジェクト (4D.Blob) を操作することができます。
📄️ Class
プロジェクトにおいてユーザークラスが 定義 されていれば、それは 4Dランゲージ環境に読み込まれます。 クラスとは、それ自身が "Class" クラスのオブジェクトであり、プロパティと関数を持ちます。
📄️ Collection
Collectionクラスは コレクション 型の変数を扱います。
📄️ CryptoKey
4D ランゲージの CryptoKey クラスは、非対称の暗号化キーペアをカプセル化します。
📄️ DataClass
データクラス はデータベーステーブルへのオブジェクトインターフェースを提供します。 4Dアプリケーション内のデータクラスはすべて、ds データストア のプロパティとして利用可能です。
📄️ DataStore
データストア とは、ORDA によって提供されるインターフェースオブジェクトです。データストアはデータベースへの参照とアクセスを提供します。 Datastore オブジェクトは以下のコマンドによって返されます:
4Dにおけるメールの作成・送信・受信は Email オブジェクトの操作よっておこなわれます。
📄️ Entity
レコードとテーブルの関係と同様に、エンティティ は データクラス のインスタンスです。 エンティティはデータクラスと同じ属性を持つほか、データ値や、特有のプロパティおよび関数を持ちます。
📄️ EntitySelection
エンティティセレクションとは、同じ データクラス に所属する一つ以上の エンティティ への参照を格納しているオブジェクトのことです。 エンティティセレクションは、データクラスから 0個、1個、あるいは X個のエンティティを格納することができます (X はデータクラスに格納されているエンティティの総数です)。
📄️ File
File オブジェクトは File コマンドによって作成されます。 これらのオブジェクトには、(実在しているか否かに関わらず) ディスクファイルへの参照が格納されます。 たとえば、新規ファイルを作成するために File コマンドを実行した場合、有効な File オブジェクトが作成されますが、file.create() 関数を呼び出すまで、ディスク上にはなにも保存されていません。
📄️ FileHandle
FileHandle クラスは、開かれた File オブジェクトから内容を順次読み出したり、追加したりするための関数を備えています。 FileHandle は、ドキュメントのどの部分にもアクセスすることができます。
📄️ Folder
Folder オブジェクトは Folder コマンドによって作成されます。 これらのオブジェクトには、(実在しているか否かに関わらず) フォルダーへの参照が格納されます。 たとえば、新規フォルダーを作成するために Folder コマンドを実行した場合、有効な Folder オブジェクトが作成されますが、folder.create() 関数を呼び出すまで、ディスク上にはなにも保存されていません。
📄️ Function
4D.Function オブジェクトにはコードが格納されています。 このコードは () 演算子を使用して、または apply() や call() 関数を使用して呼び出すことができます。 4D では 3種類の Function オブジェクトが利用できます:
📄️ HTTPRequest
HTTPRequest クラスを使って、HTTPRequest オブジェクト を扱うことができます。このオブジェクトは、HTTPサーバーへのリクエストの設定と送信、および HTTPサーバーのレスポンスを処理するのに使用します。
📄️ IMAPTransporter
IMAPTransporter クラスを使って、IMAP メールサーバーからメッセージを取得することができます。
📄️ MailAttachment
Attachment オブジェクトによって、Email オブジェクト内のファイルを参照することができます。 MailAttachment オブジェクトは MAIL New attachment コマンドによって作成されます。
📄️ POP3Transporter
POP3Transporter クラスを使って、POP3 メールサーバーからメッセージを取得することができます。
📄️ Session
プロジェクトにおいて、スケーラブルセッションが有効化されている 場合、Session コマンドによって Session オブジェクトが返されます。 Webクライアント (ブラウザーなど) のセッションを制御するため、4D Webサーバーは自動的に Sessionオブジェクトを作成・管理します。 このオブジェクトは、ユーザーセッションへのインターフェースを Web開発者に対して提供し、アクセス権の管理や、コンテキストデータの保存、プロセス間の情報共有、セッションに関連したプリエンプティブプロセスの開始などを可能にします。
📄️ Signal
シグナルは、マルチプロセスアプリケーションにおいてプロセス間でのやり取りを管理し衝突を避けるために 4Dランゲージが提供するツールです。 シグナルは、1つ以上のプロセスが実行を一時停止し、特定のタスクが完了するまで待つようにする仕組みです。 どのプロセスもシグナルを待機またはリリースすることができます。
📄️ SMTPTransporter
SMTPTransporter クラスを使って、SMTP接続の設定や、SMTP transporter オブジェクトを介したメールの送信をおこなうことができます。
📄️ SystemWorker
システムワーカーを使うことで、4Dコードは同じマシン上で任意の外部プロセス (シェルコマンド、PHPなど ) を呼び出すことができます。 システムワーカーは非同期で呼び出されます。 コールバックを使用することで、4D は双方向の通信を可能にします。
📄️ WebServer
WebServer クラス API を使って、メイン (ホスト) アプリケーションおよび、各コンポーネントの Webサーバーを開始・モニターすることができます (Webサーバーオブジェクト 参照)。 このクラスは 4D クラスストアより提供されます。
📄️ WebSocketConnection
履歴
📄️ WebSocketServer
WebSocketServer クラスを使って、4D で WebSocketサーバーを作成および設定することができます。 4D WebSocketサーバーがアクティブになると、WebSocketConnection クラスを使用して 4D とクライアント間で WebSocket 接続を開き、使用することができます。
📄️ ZIPArchive
4D ZIP アーカイブは、一つ以上のファイルまたはフォルダーを格納している File または Folder オブジェクトで、元のサイズより小さくなるように圧縮されているものをいいます。 これらのアーカイブは ".zip" 拡張子を持つように作成され、ディスクスペースの確保や、サイズ制限があるメディア (例: メールまたはネットワークなど) 経由のファイル転送を容易にする用途に使用できます。
📄️ ZIPFile
File クラスの次のプロパティや関数は ZIPFile オブジェクトにおいて利用可能です:
📄️ ZIPFolder
Folder クラスの次のプロパティや関数は ZIPFolder オブジェクトにおいて利用可能です: