メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 20 R5 BETA

POP3Transporter

POP3Transporter クラスを使って、POP3 メールサーバーからメッセージを取得することができます。

POP3 Transporter オブジェクト

POP3 Transporter オブジェクトは POP3 New transporter コマンドによってインスタンス化されます。 これらは、次のプロパティや関数を持ちます:

.acceptUnsecureConnection : Boolean    暗号化されていない接続の確立が許可されてれば true を格納します
.authenticationMode : Text    メールサーバーのセッションを開くのに使用される認証モードを格納します
.checkConnection() : Object     transporter オブジェクトが保存する情報を使用して接続をチェックします
.connectionTimeOut : Integer    サーバー接続の確立までに待機する最長時間 (秒単位) を格納します
.delete( msgNumber : Integer )    msgNumber で指定したメールメッセージに対して、POP3サーバーから削除するためのフラグを立てます
.getBoxInfo() : Object    対象の POP3 transporter が指定するメールボックスに対応する boxInfo オブジェクトを返します
.getMail( msgNumber : Integer { ; headerOnly : Boolean } ) : Object    POP3 transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメールを Email オブジェクトとして返します
.getMailInfo( msgNumber : Integer ) : Object    POP3 transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメールの mailInfo オブジェクトを返します
.getMailInfoList() : Collection    POP3 transporter が指定するメールボックス内の全メッセージについて記述した mailInfo オブジェクトのコレクションを返します
.getMIMEAsBlob( msgNumber : Integer ) : Blob    POP3_transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメッセージの MIMEコンテンツを格納した BLOB を返します
.host : Text    ホストサーバーの名前または IPアドレスを格納します
.logFile : Text    メール接続に対して定義された拡張ログファイル (あれば) へのフルパスを格納します
.port : Integer     メール通信に使用されるポート番号を格納します
.undeleteAll()    POP3_transporter 内のメールに設定された削除フラグをすべて除去します
.user : Text     メールサーバーでの認証に使用されたユーザー名を格納します

POP3 New transporter

履歴
リリース内容
18 R2追加

POP3 New transporter( server : Object ) : 4D.POP3Transporter

引数タイプ説明
serverobject->メールサーバー情報
戻り値4D.POP3Transporter<-POP3 transporter オブジェクト

説明

POP3 New transporter コマンドは、 新規の POP3接続を設定します。この POP3接続は、server 引数の指定に応じてを設定され、コマンドの戻り値は新しい POP3 transporter オブジェクトです。 返される transporter オブジェクトは通常、メールの受信に使用されます。

server 引数として、以下のプロパティを持つオブジェクトを渡します:

serverデフォルト値 (省略時)
.acceptUnsecureConnection : Boolean    暗号化されていない接続の確立が許可されてれば true を格納しますfalse
.accessTokenOAuth2: Text
.accessTokenOAuth2: Object
OAuth2 認証の資格情報を表すテキスト文字列またはトークンオブジェクト。 authenticationMode が OAUTH2 の場合のみ使用されます。 accessTokenOAuth2 が使用されているが authenticationMode が省略されていた場合、OAuth2 プロトコルが使用されます (サーバーで許可されていれば)。 POP3 transporter オブジェクトには返されません。
なし
.authenticationMode : Text    メールサーバーのセッションを開くのに使用される認証モードを格納しますサーバーがサポートするもっともセキュアな認証モードが使用されます
.connectionTimeOut : Integer    サーバー接続の確立までに待機する最長時間 (秒単位) を格納します30
.host : Text    ホストサーバーの名前または IPアドレスを格納します必須
.logFile : Text    メール接続に対して定義された拡張ログファイル (あれば) へのフルパスを格納しますなし
.password : Text
サーバーとの認証のためのユーザーパスワード。 POP3 transporter オブジェクトには返されません。
なし
.port : Integer     メール通信に使用されるポート番号を格納します995
.user : Text     メールサーバーでの認証に使用されたユーザー名を格納しますなし

戻り値

この関数は、POP3 transporter オブジェクト を返します。 返されるプロパティはすべて 読み取り専用 です。

POP3接続は、transporter オブジェクトが消去された時点で自動的に閉じられます。

例題

 var $server : Object
$server:=New object
$server.host:="pop.gmail.com" // 必須
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"
$server.logFile:="LogTest.txt" // Logsフォルダーに保存するログ

var $transporter : 4D.POP3Transporter
$transporter:=POP3 New transporter($server)

$status:=$transporter.checkConnection()
If(Not($status.success))
ALERT("メール受信中にエラーが発生しました: "+$status.statusText)
End if

4D.POP3Transporter.new()

4D.POP3Transporter.new( server : Object ) : 4D.POP3Transporter

引数タイプ説明
serverObject->メールサーバー情報
戻り値4D.POP3Transporter<-POP3 transporter オブジェクト

説明

4D.POP3Transporter.new() 関数は、 4D.POP3Transporter 型の新しいオブジェクトを作成して返します。 この関数の機能は、POP3 New transporter コマンドと同一です。

.acceptUnsecureConnection

履歴
リリース内容
17 R4追加

.acceptUnsecureConnection : Boolean

説明

.acceptUnsecureConnection プロパティは、 暗号化されていない接続の確立が許可されてれば true を格納します (暗号化された接続が不可能な場合)。

暗号化されていない接続が許可されていない場合には false が格納されており、その場合に暗号化された接続が不可能な場合にはエラーが返されます。

使用可能なセキュアなポートは次のとおりです:

  • SMTP

    • 465: SMTPS
    • 587 または 25: STARTTLS アップグレードがされた SMTP (サーバーがサポートしていれば)
  • IMAP

    • 143: IMAP 非暗号化ポート
    • 993: STARTTLS アップグレードがされた IMAP (サーバーがサポートしていれば)
  • POP3

    • 110: POP3 非暗号化ポート
    • 995: STARTTLS アップグレードがされた POP3 (サーバーがサポートしていれば)

.authenticationMode

履歴
リリース内容
17 R4追加

.authenticationMode : Text

説明

.authenticationMode プロパティは、メールサーバーのセッションを開くのに使用される認証モードを格納します。

デフォルトでは、サーバーによってサポートされている最も安全なモードが使用されます。

とりうる値:

定数説明
APOPPOP3 authentication APOPAPOP プロトコルを使用した認証 (POP3 のみ)
CRAM-MD5POP3 authentication CRAM MD5CRAM-MD5 プロトコルを使用した認証
LOGINPOP3 authentication loginLOGIN プロトコルを使用した認証
OAUTH2POP3 authentication OAUTH2OAuth2 プロトコルを使用した認証
PLAINPOP3 authentication plainPLAIN プロトコルを使用した認証

.checkConnection()

履歴
リリース内容
17 R4追加

.checkConnection() : Object

引数タイプ説明
戻り値Object<-transporter オブジェクト接続のステータス

説明

.checkConnection() 関数は、 transporter オブジェクトが保存する情報を使用して接続をチェックします。必要なら再接続をし、そのステータスを返します。 この関数を使用して、ユーザーから提供された値が有効かどうかを検証することができます。

返されるオブジェクト

この関数はメールサーバーにリクエストを送信し、メールステータスを表すオブジェクトを返します。 このオブジェクトには、次のプロパティが格納されることがあります:

プロパティタイプ説明
successbooleanチェックが成功した場合には true、それ以外は false
statusnumber(SMTPのみ) メールサーバーから返されたコード (メール処理に関係ない問題の場合には 0)
statusTexttextメールサーバーから返されたステータスメッセージ、または 4Dエラースタック内に返された最後のエラー
errorscollection4Dエラースタック (メールサーバーレスポンスが受信できた場合には返されません)
[ ].errCodenumber4Dエラーコード
[ ].messagetext4Dエラーの詳細
[ ].componentSignaturetextエラーを返した内部コンポーネントの署名

例題

 var $pw :  Text
var $options : Object
$options:=New object

$pw:=Request("パスワードを入力してください:")
if(OK=1)
$options.host:="pop3.gmail.com"

$options.user:="test@gmail.com"
$options.password:=$pw

$transporter:=POP3 New transporter($options)

$status:=$transporter.checkConnection()
If($status.success)
ALERT("POP3接続チェックに成功しました。")
Else
ALERT("Error: "+$status.statusText)
End if
End if

.connectionTimeOut

履歴
リリース内容
17 R5追加

.connectionTimeOut : Integer

説明

.connectionTimeOut プロパティは、 サーバー接続の確立までに待機する最長時間 (秒単位) を格納します。 SMTP New transporterPOP3 New transporterIMAP New transporter のコマンドで transporter オブジェクトを作成する際に使用される server オブジェクトにおいて、 このプロパティが指定されなかった場合のデフォルトは 30 です。

.delete()

履歴
リリース内容
18 R2追加

.delete( msgNumber : Integer )

引数タイプ説明
msgNumberInteger->削除するメッセージの番号
説明

.delete() 関数は、 msgNumber で指定したメールメッセージに対して、POP3サーバーから削除するためのフラグを立てます。

msgNumber には、削除するメールの番号を渡します。 この番号は、.getMailInfoList() 関数によって number プロパティに返されます。

この関数を実行しても、メールが実際に削除される訳ではありません。 フラグが立てられたメールは、(POP3 New transporter で作成された) POP3_transporter オブジェクトが消去された時に初めて POP3サーバーから削除されます。 立てたフラグは、.undeleteAll() 関数を使用して削除することもできます。

カレントセッションが予期せず終了して接続が閉じられた場合 (例: タイムアウト、ネットワーク問題等) にはエラーメッセージが生成され、削除フラグが立てられたメールは削除されずに POP3サーバー上に残ります。

例題
 $mailInfoList:=$POP3_transporter.getMailInfoList()
For each($mailInfo;$mailInfoList)
// "セッション終了時に削除" とメールのフラグを立てます
$POP3_transporter.delete($mailInfo.number)
End for each
// セッションを強制的に終了し、削除フラグを立てたメールを削除します
CONFIRM("選択されているメッセージは削除されます。";"削除する";"元に戻す")
If(OK=1) // 削除を選んだ場合
$POP3_transporter:=Null
Else
$POP3_transporter.undeleteAll() // 削除フラグを消去します
End if

.getBoxInfo()

履歴
リリース内容
18 R2追加

.getBoxInfo() : Object

引数タイプ説明
戻り値Object<-boxInfo オブジェクト
説明

.getBoxInfo() 関数は、 対象の POP3 transporter が指定するメールボックスに対応する boxInfo オブジェクトを返します。 この関数を使用するとメールボックスに関する情報を取得することができます。

返される boxInfo オブジェクトには、以下のプロパティが格納されています:

プロパティタイプ説明
mailCountNumberメールボックス内のメッセージの数
sizeNumberメッセージのサイズ (バイト単位)
例題
 var $server; $boxinfo : Object

$server:=New object
$server.host:="pop.gmail.com" // 必須
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"

$transporter:=POP3 New transporter($server)

// メールボックス情報
$boxInfo:=$transporter.getBoxInfo()
ALERT("メールボックスには "+String($boxInfo.mailCount)+" 件のメッセージがあります。")

.getMail()

履歴
リリース内容
20headerOnly パラメーターをサポート
18 R2追加

.getMail( msgNumber : Integer { ; headerOnly : Boolean } ) : Object

引数タイプ説明
msgNumberInteger->リスト中のメッセージの番号
headerOnlyBoolean->メールヘッダーのみをダウンロードする場合は true (デフォルトは false)
戻り値Object<-Email オブジェクト
説明

.getMail() 関数は、 POP3 transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメールを Email オブジェクトとして返します。 この関すを使用すると、メールのコンテンツをローカルで管理できるようになります。

msgNumber には、取得するメッセージの番号を渡します。 この番号は、.getMailInfoList() 関数によって number プロパティに返されます。

任意で、headerOnlytrue を渡すと、返される Email オブジェクトからボディ部を除外することができます。 その場合、ヘッダープロパティ (headers, to, from...) のみが返されます。 サーバーにメールが大量にある場合に、このオプションでダウンロードを最適化することができます。

headerOnly オプションは、サーバー側でサポートされていない可能性があります。

この関数は、以下の場合には Null を返します:

  • msgNumber で指定したメッセージが存在しない場合
  • 指定したメッセージが .delete() によって削除フラグが立てられていた場合

返されるオブジェクト

.getMail()Email オブジェクト を返します。

例題

メールボックスにある最初のメールの送信者を調べます:

 var $server; $transporter : Object
var $mailInfo : Collection
var $sender : Variant

$server:=New object
$server.host:="pop.gmail.com" // 必須
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"

$transporter:=POP3 New transporter($server)

$mailInfo:=$transporter.getMailInfoList()

$sender:=$transporter.getMail($mailInfo[0].number).from

.getMailInfo()

履歴
リリース内容
18 R2追加

.getMailInfo( msgNumber : Integer ) : Object

引数タイプ説明
msgNumberInteger->リスト中のメッセージの番号
戻り値Object<-MailInfo オブジェクト
説明

.getMailInfo() 関数は、 POP3 transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメールの mailInfo オブジェクトを返します。 この関数を使用するとメールに関する情報を取得することができます。

msgNumber には、取得するメッセージの番号を渡します。 この番号は、.getMailInfoList() 関数によって number プロパティに返されます。

返される mailInfo オブジェクトには、以下のプロパティが格納されています:

プロパティタイプ説明
sizeNumberメッセージのサイズ (バイト単位)
idTextメッセージの固有ID

この関数は、以下の場合には Null を返します:

  • msgNumber で指定したメッセージが存在しない場合
  • 指定したメッセージが .delete( ) によって削除フラグが立てられていた場合
例題
 var $server; $mailInfo : Object
var $mailNumber : Integer

$server.host:="pop.gmail.com" // 必須
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"

var $transporter : 4D.POP3Transporter
$transporter:=POP3 New transporter($server)

// メッセージ情報
$mailInfo:=$transporter.getMailInfo(1) // 先頭メールを取得します
If($mailInfo #Null)
ALERT("最初のメールのサイズは "+String($mailInfo.size)+" バイトです。")
End if

.getMailInfoList()

履歴
リリース内容
18 R2追加

.getMailInfoList() : Collection

引数タイプ説明
戻り値Collection<-mailInfo オブジェクトのコレクション
説明

.getMailInfoList() 関数は、 POP3 transporter が指定するメールボックス内の全メッセージについて記述した mailInfo オブジェクトのコレクションを返します。 この関数を使用すると、POP3メールサーバー上にあるメッセージの一覧をローカルで管理することができるようになります。

返されるコレクションの各 mailInfo オブジェクトには、以下のプロパティが格納されています:

プロパティタイプ説明
[ ].sizeNumberメッセージのサイズ (バイト単位)
[ ].numberNumberメッセージの番号
[ ].idTextメッセージの固有ID (メッセージをローカルに保存する場合に有用です)

メールボックスにメッセージが一通もない場合、空のコレクションが返されます。

number と id プロパティについて

number プロパティは、POP3_transporter が作成された時点でのメールボックス内にあるメッセージの数です。 number プロパティは、特定のメッセージと紐づいた静的な値ではなく、セッション開始時点のメールボックス内のメッセージ同士の関係に応じてセッション間で値が異なります。 メッセージに割り当てられた番号は、POP3_transporter が維持されている間のみ有効です。 POP3_transporter が消去されると、削除フラグが立てられていたメッセージは削除されます。 ユーザーが再度サーバーにログインした場合、メールボックス内にあるカレントメッセージに対して、1 から x までの番号が再度割り振られます。

これに対し、id プロパティは、メッセージがサーバーで受信された時に割り振られる固有の番号です。 その番号はメッセージを受信した日付と時間を使用して計算され、POP3サーバーによって値が割り当てられます。 残念ながら、POP3サーバーは id プロパティをメッセージに対する主な参照としては使用しません。 POP3 セッションの間、サーバー上のメッセージを参照するには number プロパティを指定する必要があります。 メッセージ参照をデータベース内に取得しながらメッセージ本文はサーバー上に残しておくようなソリューションを開発する場合、メッセージの指定には細心の注意を払う必要があります。

例題

メールボックス内にあるメールの総数と総サイズを取得します:

 var $server : Object
$server:=New object
$server.host:="pop.gmail.com" // 必須
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"

var $transporter : 4D.POP3Transporter
$transporter:=POP3 New transporter($server)

C_COLLECTION($mailInfo)
C_LONGINT($vNum;$vSize)

$mailInfo:=$transporter.getMailInfoList()
$vNum:=$mailInfo.length
$vSize:=$mailInfo.sum("size")

ALERT("メールボックスには "+String($vNum)+" 件のメッセージがあります。合計サイズは "+String($vSize)+" バイトです。")

.getMIMEAsBlob()

履歴
リリース内容
18 R3追加

.getMIMEAsBlob( msgNumber : Integer ) : Blob

引数タイプ説明
msgNumberInteger->リスト中のメッセージの番号
戻り値Blob<-メールサーバーから返された MIME文字列の BLOB
説明

.getMIMEAsBlob() 関数は、 POP3_transporter が指定するメールボックス内の、msgNumber に対応するメッセージの MIMEコンテンツを格納した BLOB を返します。

msgNumber には、取得するメッセージの番号を渡します。 この番号は、.getMailInfoList() 関数によって number プロパティに返されます。

この関数は、以下の場合には空の BLOB を返します:

  • msgNumber で指定したメッセージが存在しない場合
  • 指定したメッセージが .delete() によって削除フラグが立てられていた場合

返される BLOB

.getMIMEAsBlob()BLOB を返します。この BLOB はデータベースにアーカイブしたり、MAIL Convert from MIME コマンドを使用して Email オブジェクト へと変換したりすることができます。

例題

メールボックス内にあるメールの総数と総サイズを取得します:

 var $server : Object
var $mailInfo : Collection
var $blob : Blob
var $transporter : 4D.POP3Transporter

$server:=New object
$server.host:="pop.gmail.com"
$server.port:=995
$server.user:="4d@gmail.com"
$server.password:="XXXXXXXX"

$transporter:=POP3 New transporter($server)

$mailInfo:=$transporter.getMailInfoList()
$blob:=$transporter.getMIMEAsBlob($mailInfo[0].number)

.host

履歴
リリース内容
17 R5追加

.host : Text

説明

.host プロパティは、 ホストサーバーの名前または IPアドレスを格納します。 この情報はメール通信 (SMTP、POP3、IMAP) に使用されます。

.logFile

履歴
リリース内容
17 R5追加

.logFile : Text

説明

.logFile プロパティは、 メール接続に対して定義された拡張ログファイル (あれば) へのフルパスを格納します。 パスは、カレント Logs フォルダーを基準とした相対パス、あるいは絶対パスを指定できます。

SET DATABASE PARAMETER コマンドで有効化される通常のログファイルとは異なり、拡張ログファイルはすべての送信されたメールの MIMEコンテンツを保存し、サイズ制限がありません。 拡張ログファイルの詳細については、以下の章をそれぞれ参照ください:

.port

履歴
リリース内容
17 R4追加

.port : Integer

説明

.port プロパティは、 メール通信に使用されるポート番号を格納します。 SMTP New transporterPOP3 New transporterIMAP New transporter のコマンドで transporter オブジェクトを作成する際に使用される server オブジェクトにおいて、 このプロパティが指定されなかった場合に使用されるポートは次のとおりです:

  • SMTP - 587
  • POP3 - 995
  • IMAP - 993

.undeleteAll()

履歴
リリース内容
18 R2追加

.undeleteAll()

引数タイプ説明
引数を必要としません
説明

.undeleteAll() 関数は、 POP3_transporter 内のメールに設定された削除フラグをすべて除去します。

.user

履歴
リリース内容
17 R4追加

.user : Text

説明

.user プロパティは、 メールサーバーでの認証に使用されたユーザー名を格納します。