フォームプロパティ
カラースキーム
配色プロパティは、macOS でのみ適用されます。
このプロパティは、フォームのカラースキームを定義します。 このプロパティが設定されていない場合のデフォルトでは、カラースキームの値は 継承済み です (フォームは アプリケーションレベル で定義されたカラースキームを使用します)。 これは、フォームに対して以下の 2つのオプションのいずれかに変更することができます:
- dark - 暗い背景に明るいテキスト
- light - 明るい背景に暗いテキスト
定義されたカラースキームを CSS で上書きすることはできません。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
colorScheme | string | "dark", "light" |
CSS
このプロパティは、フォーム用に特定の CSSファイルを読み込むことを可能にします。
フォームレベルで定義された CSSファイルは、デフォルトのスタイルシートをオーバーライドします。 詳細については スタイルシート を参照ください。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
css | string または collection | CSSファイルパス: |
Pages
各フォームは、少なくとも 2つのページで構成されています:
- ページ0 (背景ページ)
- ページ1 (メインページ)
詳細については フォームのページ を参照ください。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
pages | collection | ページのコレクション (各ページはオブジェクトで、ページ0 は最初の要素です) |
フォーム名
このプロパティはフォームそのものの名称で、4Dランゲージで名前によってフォームを参照するのに使用されます。 フォーム名は、4Dの 識別子の命名規則 に準じたものでなければなりません。
JSON 文法
フォーム名は、form.4Dform ファイルを格納するフォルダーの名前で定義されます。 詳しくは プロジェクトのアーキテク チャー を参照ください。
フォームタイプ
フォームのタイプ、つまり その出力先によって、当該フォームで利用できる機能が定義されます。 たとえば、マーカー はリスト (出力) テーブルフォームでのみ設定できます。
データベースの各テーブルは通常、少なくとも 2つのテーブルフォームを持ちます。 1つは画面上にレコードを一覧表示するためのもので、もう 1つはレコードを 1件ずつ表示するためのものです (データ入力や修正に使用):
-
出力フォーム - 出力フォーム (または リストフォーム) は、レコードのリストを、1レコードにつき 1行で表示します。 クエリの結果は出力フォームに表示され、ユーザーが行をダブルクリックすると、そのレコード用に入力フォームが表示されます。
-
入力フォーム - データ入力に使用されます。 1つの画面に 1件のレコードが表示され、一般的には、レコードの編集を保存・キャンセルするためのボタンや、レコード間を移動するためのボタン (先頭レコード、最終レコード、前レコード、次レコード等) を備えています。
サポートされるタイプは、フォームのカテゴリーによって異なります:
フォームタイプ | JSON 文法 | 説明 | サポートされているフォーム |
---|---|---|---|
詳細フォーム | detailScreen | データ入力・修正用の表示フォーム | プロジェクトフォームとテーブルフォーム |
印刷用詳細フォーム | detailPrinter | 1ページにつき 1レコードの印刷レポート (請求書など) | プロジェクトフォームとテーブルフォーム |
リストフォーム | listScreen | レコードを画面上に一覧表示するフォーム | テーブルフォーム |
印刷用リストフォーム | listPrinter | レコード一覧の印刷レポート | テーブルフォーム |
なし | no destination | 特定の機能を持たないフォーム | プロジェクトフォームとテーブルフォーム |
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
destination | string | "detailScreen", "listScreen", "detailPrinter", "listPrinter" |
継承されたフォーム名
このプロパティは、現在のフォームに 継承するフォーム を指定します。
テーブルフォームを継承する場合は、継承されたフォームテーブル プロパティにテーブルを設定します。
継承を解除するには、プロパティリストで \<なし>
を選択します (JSON では " ")。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
inheritedForm | string | テーブルまたはプロジェクトフォームの名前, フォームを定義する .json ファイルへの POSIXパス, またはフォームを定義するオブジェクト |
継承されたフォームテーブル
このプロパティは、現在のフォームに 継承するテーブルフォーム が属するデータベーステーブルを指定します。
プロジェクトフォームを継承する場合は、プロパティリストで \<なし>
を選択します (JSON では " ")。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
inheritedFormTable | string または number | テーブル名またはテーブル番号 |
サブフォームとして公開
コンポーネントフォームをホストアプリケーションの サブフォーム として選択するには、明示的に共有されている必要があります。 このプロパティが選択されていると、フォームがホストアプリケーションで公開されます。
公開されたサブフォームとして指定できるのは、プロジェクトフォームのみです。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
shared | boolean | true, false |
配置を記憶
このオプションがチェックされていると、Open form window
コマンドに *
演算子を渡して開かれたウィンドウが閉じられるとき、そのフォームの特定のプロパティ値については、それらがセッション中に変更された場合、4D によって自動的に保存されます:
- カレントページ
- それぞれのフォームオブジェクトの配置・大きさ・表示状態 (リストボックス列のサイズと表示状態も含む)。
このオプションは、
OBJECT DUPLICATE
コマンドを使用して作成されたオブジェクトに対しては無効です。 このコマンドを使用したときに使用環境を復元させるには、デベロッパーがオブジェクトの作成・定義・配置の手順を再現しなければなりません。
このオプションが選択されているとき、一部のオブジェクトに置いては 値を記憶 のオプションが選択可能になります。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
memorizeGeometry | boolean | true, false |
参照
ウィンドウタイトル
ウィンドウタイトルは、アプリケーションモードで Open window
や Open form window
コマンドを用いてフォームを開く際に使用されます。 ウィンドウタイトルはウィンドウのタイトルバーに表示されます。
動的参照を使用して、フォームのウィンドウタイトルを定義することもできます:
- Resourcesフォルダーに保存された、標準の XLIFF参照
- テーブル/フィールドラベル: 適用できるシンタックスは
<?[TableNum]FieldNum>
または<?[TableName]FieldName>
です。 - 変数またはフィールド: 適用できるシンタックスは
\<VariableName>
または\<[TableName]FieldName>
。 フィールドや変数の現在の値がウィンドウタイトルとして表示されます。
ウィンドウタイトルの最大文字数は 31 です。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
windowTitle | string | テキストまたは参照としてのウィンドウ名 |