モニターページ
モニター ページには、データベース利用に関する動的な情報のほか、システムや 4D Serverアプリケーションの情報が表示されます。
Windows では、このページに表示されるシステム情報の一部は、Windows パフォーマンスアナライザー (WPA) ツールを介して取得されます。 これらのツールは、4D Server を起動したセッションを開いたユーザーが、必要な管理権限を持っている場合にのみアクセスできます。
グラフィックエリア
グラフィックエリアでは、複数のパラメーター (CPU使用率、ネットワークトラフィック、およびメモリ) の変化がリアルタイムで表示されます。 ウィンドウの中央にあるメニューから表示する内容を選択します:
- CPU使用率: すべてのアプリケーションによるマシンの全体的な CPU使用率。 この使用率のうちの 4D Server による使用分は、"プロセッサー" 情報エリアで提供されます。
- ネットワーク: マシン (サーバーまたはクライアント) が 1秒あたりに受信したバイト数。 送信バイト数は "ネットワーク" 情報エリアで提供されます。
- 物理メモリ: 4D Server が使用する、マシンの RAM の量。 メモリの利用に関するより詳細な情報は "メモリ" 情報エリアで提供されます。
- 仮想メモリ: 4D Server アプリケーションが使用する仮想メモリの量。 このメモリは、アプリケーションのニーズに応じてシステムにより割り当てられます。 エリアの右下に表示される値は、現在使用されているメモリ量を示します。 左上に表示される値は、利用可能な仮想メモリの最大値を示します。 最大値は、アプリケーションの一般メモリ設定に基づき動的に計算されます。
- キャッシュ: 4D Server アプリケーションが使用するキャッシュメモリの量。 エリアの右下に表示される値は、現在使用されているメモリ量を示します。 左上に表示される値は、ストラクチャー設定に設定されたキャッシュメモリの合計サイズを示します。
このオプションが選択されている場合、キャッシュの有効な解析をおこなうために長めの観測時間が必要となるため、グラフエリアのスクロールは遅くなります。
概要エリア
"概要" エリアでは、システム、アプリケーション、そして 4D Server マシンにインストールされたライセンスに関する様々な情報が提供されます。
- システム情報: サーバーのマシン、システムおよび IPアドレス
- アプリケーション情報: 4D Server の内部バージョン番号およびボリュームシャドウコピーステータス
- 最大接続数: サーバータイプ毎に可能な同時接続数
- ライセンス: ライセンスの詳細。 プロダクトライセンス、あるいは付随エクスパンションのいずれかが 10日以内に失効するとき (例: サブスクリプション型ライセンスなど)、4D Server は自動的にそのライセンスを 4Dユーザーアカウントから更新しようとします。 この場合、なんらかの理由 (接続エラー、無効なアカウント状態、契約が延長されていないなど) で自動更新が失敗した場合、サーバー管理者に警告を伝えるアイコンがライセンスの隣に表示されます。 エリア上にマウスをホバーさせると、ライセンス更新状態についての追加の情報が tips として表示されます:
こういった場合には通常、ライセンスマネージャー をチェックする必要があります。
詳細エリア
"詳細" エリアは、すでにグラフィックエリアで表示されている情報の一部と、追加の情報を提供します。
- ハードディスク: ハードディスク全体、およびデータベースデータ ( データファイルとインデックスファイル) の使用スペース、他のファイルの使用スペース、空きスペースなどを表示します。
- メモリ: マシンにインストールされた RAMメモリ、4D Server による使用量、他のアプリケーションによる使用量、および空き容量。 4D Server が使用するメモリはグラフィックエリアにも動的に表示できます。
- プロセッサー: 4D Server と他のアプリケーションによる、プロセッサーの使用率。 この使用率は絶えず再計算されます。 4D Server による使用率はグラフィックエリアにも動的に表示できます。
- ネットワーク: マシン (サーバーまたはクライアント) が受信および送信したその瞬間のバイト数。 この値は絶えず更新されます。 受信したバイト数はグラフィックエリアにも動的に表示できます。