CANCEL
CANCEL
このコマンドは引数を必要としません |
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このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
CANCEL コマンドは以下の目的で、フォームあるいはオブジェクトメソッド (またはそこから呼ばれるサブルーチンで) 使用されます:
- ADD RECORD 、MODIFY RECORD を使用して開始されたレコードのデータ新規あるいは更新入力をキャンセルする。
- DIALOG コマンドで表示されたフォームをキャンセルする。
- DISPLAY SELECTION や MODIFY SELECTION でレコードセレクションを表示したフォームを閉じる。
- Print form コマンドで印刷されようとしているフォームの印刷をキャンセルする (後述)。
データ入力のコンテキストで、CANCEL はキャンセルキー (Esc) を押したのと同じ動作をします。
CANCEL は一般的にメニューコマンド選択結果として実行されます。またCANCEL は"アクションなし"ボタンのオブジェクトメソッドで使用されます。
またOpen window コマンドのオプションのクローズボックスメソッドでもしばしば使用されます。ウィンドウ上にコントロールメニューボックスがあれば、コントロールメニューボックスをクリックまたは閉じるメニューコマンドが選択されたときに実行されるメソッド中でACCEPT または CANCEL を呼び出すことができます。
CANCEL を実行待ちのキューに追加することはできません。イベントへのレスポンスとしてメソッド中で2つのCANCEL コマンドを実行しても、1回実行したのと同じ効果しかありません。
最後に、このコマンドはPrint form コマンド使用時にOn Printing Detail フォームイベントで使用できます。このコンテキストでは、CANCEL コマンドは印刷しようとしていたフォームの印刷を一時的に停止し、次のページから再開します。このメカニズムは印刷スペースがなくなったときや、ページブレークが必要な時に使用できます。
Note: この処理はすべての印刷待ちフォームをキャンセルするPAGE BREAK(*) コマンドとは動作が異なります。
ヘッドレスモード
CANCEL コマンドは、VP Run offscreen area あるいは WA Run offscreen area で作成されたオフスクリーンエリアのコンテキストならば、ヘッドレスモードでも使用ができます。
例題
SET PRINT MARKERの例題を参照
システム変数およびセット
CANCELコマンドが実行される (フォームや印刷がキャンセルされた) とシステム変数OKは0に設定されます。