COMPRESS BLOB
COMPRESS BLOB ( BLOB {; compression} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
Blob | Blob | → | 圧縮するBLOB |
compression | Integer | → | 省略されない場合: 1, 圧縮率優先で圧縮 2, 速度優先で圧縮 |
説明
COMPRESS BLOBコマンドは、圧縮アルゴリズムを使用してBLOB blobを圧縮します。
オプションのcompression引数を使用すると、BLOBを圧縮する方法を設定できます。BLOBテーマの以下の定義済み定数を指定できます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
Compact compression mode | 倍長整数 | 1 | 圧縮解凍の処理速度と引き換えに、BLOBをできるだけ小さく圧縮します。デフォルトモード。 |
Fast compression mode | 倍長整数 | 2 | 圧縮率と引き換えにBLOBをできるだけ速く圧縮・解凍します (圧縮されたBLOBのサイズは大きくなります)。 |
GZIP best compression mode | 倍長整数 | -1 | GZIP圧縮で圧縮率を優先します。 |
GZIP fast compression mode | 倍長整数 | -2 | GZIP圧縮で速度を優先します。 |
他の値を渡した場合、またはcompressionを省略した場合、圧縮モード1 (compact internal compression) が使用されます。
注: このコマンドは、サイズが255バイト以上のBLOBだけを圧縮します。
呼び出し後、BLOBが圧縮されればOK変数に1が設定されます。メモリ不足やBLOBサイズが255バイト未満などの理由で圧縮が行われなかった場合、OK変数に0が設定されます。エラーは生成されず、メソッドは実行をレジュームします。
(BLOBが壊れているなど) 他のケースの場合、エラー-10600が生成されます。このエラーはON ERR CALLコマンドを使用してとらえることができます。
BLOB圧縮後、EXPAND BLOBコマンドを使用して解凍できます。
BLOBが圧縮されているかどうかを知るにはBLOB PROPERTIESコマンドを使用します。
警告: 圧縮されたBLOBもBLOBであり、そのコンテンツを編集できます。しかしそうしてしまうと、EXPAND BLOBコマンドは正しくBLOBを解凍できなくなります。
例題 1
この例題 はBLOB vxMyBlobが圧縮されているかテストし、されていなければ圧縮します:
BLOB PROPERTIES(vxMyBlob;$vlCompressed;$vlExpandedSize;$vlCurrentSize)
If($vlCompressed=Is not compressed)
COMPRESS BLOB(vxMyBlob)
End if
すでに圧縮されているBLOBにCOMPRESS BLOBを適用した場合、コマンドはそれを検知し、何も行いません。
例題 2
この例題は、ドキュメントを選択させ、それを圧縮します:
$vhDocRef :=Open document("")
If(OK=1)
CLOSE DOCUMENT($vhDocRef)
DOCUMENT TO BLOB(Document;vxBlob)
If(OK=1)
COMPRESS BLOB(vxBlob)
If(OK=1)
BLOB TO DOCUMENT(Document;vxBlob)
End if
End if
End if
例題 3
GZIPで圧縮されたraw HTTPデータを送信します:
COMPRESS BLOB($blob;GZIP Best compression mode)
var $vEncoding : Text
$vEncoding:="Content-encoding: gzip"
WEB SET HTTP HEADER($vEncoding)
WEB SEND RAW DATA($blob ;*)
システム変数およびセット
BLOBが正しく圧縮されると、システム変数OKは1に設定されます。そうでなければ0に設定されます。