Convert path system to POSIX
Convert path system to POSIX ( systemPath {; *} ) -> 戻り値
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
systemPath | Text | → | システムシンタックスで表現された、相対または絶対パス名 |
* | 演算子 | → | エンコーディングオプション |
戻り値 | Text | ← | POSIX (Unix) シンタックスで表現されたパス名 |
説明
Convert path system to POSIX コマンドはシステムシンタックスで表現されたパス名をPOSIX (Unix) シンタックスで表現されたパス名に変換します。
systemPath引数には、システムシンタックスで表現した、ファイルやフォルダのパス名を渡します (Mac OS やWindows)。このパスは絶対パス 、あるいはデータベースフォルダ (データベースストラクチャファイルを含むフォルダ) からの相対パスです。コマンド実行時に、パスの要素が実際にディスク上に存在する必要はありません。 コマンドはパス名の妥当性をテストしません。
コマンドはファイルやフォルダのPOSIXシンタックスで表現した完全パス名を返します。systemPathに渡されたパスのタイプにかかわらず、コマンドは常に絶対パス名を返します。systemPathに相対パス名を渡すと、4Dはデータベースフォルダのパス名を追加して返します。
オプションの * 引数を使用してPOSIXのエンコーディングを指定できます。デフォルトで、Convert path system to POSIXはPOSIXパスの特別文字をエンコードしません。*引数を渡すと、特別文字は変換されます (例えば"My folder"は"My%20folder"になります)。
例題 1
OS X での例題
$path:=Convert path system to POSIX("machd:file 2.txt")
//machd は起動ディスク
//"/file 2.txt" を返す
$path:=Convert path system to POSIX("disk2:file 2.txt")
//disk2 は(起動ディスクでない)追加されたディスク
//"/Volumes/disk2/file 2.txt"を返す
$path:=Convert path system to POSIX("machd:file 2.txt";*)
//"/file%202.txt"を返す
$path:=Convert path system to POSIX(":resources:images") //相対パス
//"/User/mark/Documents/videodatabase/resources/images" を返す
$path:=Convert path system to POSIX("resources:images") //絶対パス
//"/resources/images" を返す
例題 2
Windowsでの例題
$path:=Convert path system to POSIX("c:\docs\file 2.txt")
// "c:/docs/file 2.txt" を返す
$path:=Convert path system to POSIX("\\srv\tempo\file.txt")
// "//srv/tempo/file.txt" を返す