COPY DOCUMENT
COPY DOCUMENT ( sourceName ; destinationName {; newName} {; *} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
sourceName | Text | → | コピーするファイルやフォルダーのパス名 |
destinationName | Text | → | ファイルやフォルダーコピーの配置先名またはパス名 |
newName | Text | → | コピーされたファイルまたはフォルダの新しい名前 |
* | 演算子 | → | 存在する場合、既存のドキュメントを上書きする |
説明
COPY DOCUMENTコマンドを使用して、sourceNameによって指定されたファイルやフォルダーをdestinationNameによって指定された場所にコピーします。
- ファ イルのコピー
この場合sourceName引数には以下のどちらかを渡す事ができます。- ボリュームのルートから始まる完全なファイルパス名
- データベースフォルダーから相対的なパス名
destinationName引数には複数のタイプで場所を指定できます: - ボリュームのルートから始まる完全なファイルパス名。ファイルはこの場所にコピーされます。
- ファイル名または相対的なファイルパス名。ファイルはデータベースフォルダー内にコピーされます。サブフォルダーはコマンド実行前に存在していなければなりません。
- データベースフォルダーから相対的な完全フォルダーパス名またはパス名(destinationNameはプラットフォームに応じたフォルダー区切り文字で終わっていなければなりません)。ファイルは指定したフォルダーにコピーされます。これらのフォルダーはコマンド実行前に存在していなければなりません(自動的に作成されることはありません)。
オプションの * 引数を渡していない場合、destinationNameで指定した場所にすでにドキュメントが存在するとエラーが生成されます。この引数を渡した場合、既存のファイルは削除され、コピーするドキュメントで置き換えられます。
- フォルダーのコピー
フォルダーを指定するためには、sourceName と destinationName に渡す文字列がプラットフォームに対応したフォルダー区切り文字で終わっていなければなりません。例えばWindows環境下では "C:\\Element\\"はフォルダーを表し、"C:\\Element"はファイルを表します。
フォルダーをコピーするには、その完全パス名をsourceNameに渡します。このフォルダーは既に存在しなければなりません。フォルダーをsourceName引数に設定した場合、destinationName引数もフォルダーでなければなりません。このとき、ディスクにすでに存在する完全フォルダーパス名を渡さなければなりません。
sourceName で指定したフォルダーと同じ名前のフォルダーがdestinationName で指定した場所に既に存在し、そのフォルダーが空でない場合、4Dは項目をコピーする前にフォルダーの内容を確認します。オプションの * 引数を渡していない場合、同じ名前のファイルが既に存在すればエラーが生成されます。この引数を渡した場合、その場所のファイルは削除され、コピーするドキュメントで置き換えられます。
ファイルをフォルダーにコピーするために、sourceName にファイルを、destinationName にフォルダーを渡すことは可能です。
任意の newName 引数を渡した場合、コピーした場所のドキュメント(ファイルまたはフォルダー)を改名します。ファイルのコピーの際に渡した場合は、この引数は destinationName 引数に渡された名前を置き換えます。
例題 1
次の例を使用して、そのドキュメントがあるフォルダ内でドキュメントを複製します。
COPY DOCUMENT("C:\\FOLDER\\DocName";"C:\\FOLDER\\DocName2")
例題 2
次の例を使用して、ドキュメントをデータベースフォルダにコピーします(表示されているC:\\FOLDERは、データベースフォルダではありません) 。
COPY DOCUMENT("C:\\FOLDER\\DocName";"DocName")
例題 3
次の例を使用して、ドキュメントを一つのボリュームから他のボリュームへコピーします。
COPY DOCUMENT("C:\\FOLDER\\DocName";"F:\\Archives\\DocName.OLD")