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バージョン: 20 R7 BETA

DOM EXPORT TO FILE

DOM EXPORT TO FILE ( elementRef ; filePath )

引数説明
elementRefTextルートXML要素参照
filePathTextファイルへのフルパス

説明

DOM EXPORT TO FILE コマンドは、XMLツリーをディスク上のファイルに格納します。引数には書き出すXMLのルート要素参照を渡します。

filePathには使用する、または作成するファイルのフルパスを渡します。ファイルが存在しない場合は作成されます。

ファイル名のみ (アクセスパスなし) を渡した場合、ストラクチャファイルと同階層でファイルを検索し、または作成します。

空の文字列 ("") を渡すと、標準のファイルを作成・開くダイアログが表示されます。

行末文字の処理に関する注記

XMLにおいて、改行はそれがXML要素の内側あるいは間いずれにあるかにかかわらず、大きな意味を持ちません。内部的にXMLは標準のLF文字を行区切り文字として使用します。

読み込みや書き出し処理の間、行区切り文字は変換されることがあります。読み込み時、XMLパーサーはCRLF文字 (Windowsの標準改行) をLF文字に置き換えます。書き出し時、LF文字はmacOSではCR文字に、WindowsではCRLF文字に置き換えられます。

改行を保持したい場合、その部分をXML CDATAセクションに含めます。そうすることによりXMLパーサーはその部分を解析対象としなくなります。CRLF文字の代わりに"
"を使用することもできます。これは明示的な改行文字で、パーサーによる解析は行われません。

例題

以下の例題ではXMLツリーvElemRefをファイルMyDoc.xmlに格納します:

 DOM EXPORT TO FILE(vElemRef;"C:\\folder\MyDoc.xml")

システム変数およびセット

コマンドが正しく実行されるとシステム変数OKに1が設定され、そうでなければ0が設定されてエラーが生成されます。

エラー管理

エラーは以下の場合に生成されます:

  • ルート要素参照が無効の場合。
  • アクセスパスが無効の場合。
  • ボリュームがエラーを返す場合 (空き容量がない場合など)。

参照

DOM EXPORT TO VAR
SVG EXPORT TO PICTURE

プロパティ

コマンド番号862
スレッドセーフである
システム変数を更新するOK、error