OBJECT Get multiline
OBJECT Get multiline ( {* ;} object ) : Integer
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時: object はオブジェクト名(文字列)、 省略時: object は変数またはフィールド |
object | any | → | オブジェクト名( * 指定時)、または変数やフィールド( * 省略時) |
戻り値 | Integer | ← | 複数行の状態 |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
OBJECT Get multilineコマンドは、引数 object と * で指定したオブジェクトの、"複数行"のオプションのカレントの状態を返します。
「複数行」のオプションはデザインモードのプロパティリストを使用するか、 OBJECT SET MULTILINE という新しいコマンドを使用して設定することができます。
任意の * 演算子を渡した場合、 object 引数でオブジェクト名を文字列で指定します。省略時には object 引数でフィールドまたは変数を指定します。
返ってきた値は "Form Objects (Properties)" テーマ内にある以下の定数と対応しています:
定数 | 型 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
Multiline Auto | 倍長整数 | 0 | 単独行のエリアでは、行に表示しきれない単語は切り落とされ、改行はされません。 複数行のエリアでは、改行が行われます。 |
Multiline No | 倍長整数 | 2 | 改行は禁止されます。テキストは必ず単独行として表示されます。文字列かテキストフィールドか変数に改行が含まれていたとしても、改行は行われません。 |
Multiline Yes | 倍長整数 | 1 | 単独行のエリアでは、テキストは最初の改行までか、単語全体を表示できる最後の単語までが表示されます。その後改行が挿入されるので、↓キーを押すことによってエリアの内容をスクロールすることができます。 複数行のエリアでは、自動で改行が行われます。 |
注: OBJECT Get multiline コマンドを、複数行のオプションがないオブジェクトに対して使用した場合、コマンドは 0 を返します。