OBJECT SET TITLE
OBJECT SET TITLE ( {* ;} object ; title )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時, Objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, Objectはフィールドまたは変数 |
object | any | → | オブジェクト名 (* 指定時), または フィールドまたは変数 (* 省略時) |
title | Text | → | オブジェクトの新しいタイトル |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
OBJECT SET TITLEコマンドは、object 引数で指定されたボタンのタイトルをtitleで渡した値に変更します。
オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。オブジェクト名に関する詳細はオブジェクトプロパティを参照してください。
OBJECT SET TITLEはタイトルを表示するオブジェクトに適用できます:
- ボタンと3Dボタン
- チェックボックスと3Dチェックボックス
- ラジオボタンと3Dラジオボタン
- リストボックスヘッダー
- スタティックテキストエリア
- グループボックス
通常このコマンドは一度に1つのオブジェクトに適用します。オブジェクトタイトルエリアにはテキストを表示するだけの十分な大きさが必要です。エリアが小さすぎると、テキストは途中までしか表示されません。titleにキャリッジリタ-ンは使用しないでください。
複数行に渡るタイトルを設定したい場合、 "\"文字(コードエディターでは"\\" )を改行として使用して下さい。これは3Dボタン、3Dチェックすボックス、3Dラジオボタンにとリストボックスヘッダーに対して許可されています。
注: "\" をタイトルに使用したい際には "\\\" を渡して下さい。
例題 1
以下の例は、MODIFY SELECTIONを使用して表示された出力フォームのフッタエリアにある検索ボタンのオブジェクトメソッドです。このメソッドはテーブルを検索し、その検索結果に応じてbDeleteボタンを使用可または不可にして、そのボタンタイトルを変更します:
QUERY([People];[People]Name=vName)
Case of
:(Records in selection([People])=0) // peopleが見つからなかった
OBJECT SET TITLE(bDelete;" Delete")
OBJECT SET ENABLED(bDelete;False)
:(Records in selection([People])=1) // 一人見つかった
OBJECT SET TITLE(bDelete;"Delete Person")
OBJECT SET ENABLED(bDelete;True)
:(Records in selection([People])>1) // 複数人見つかった
OBJECT SET TITLE(bDelete;"Delete People")
OBJECT SET ENABLED(bDelete;True)
End case
例題 2
タイトルを2行に渡って挿入したい場合:
OBJECT SET TITLE(*;"header1";"Ascending sort \\\ \\Descending sort")
OBJECT SET TITLE(*;"button1";"Click here \\to print")