OPEN SETTINGS WINDOW
OPEN SETTINGS WINDOW ( selector {; access {; settingsType}} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
selector | Text | → | 環境設定やデータベース設定ダイアログボックス中のテーマやページ、またはパラメーターグループを指定するキー |
access | Boolean | → | True=ダイアログボックスの他のページをロックする Falseまたは省略=ダイアログの他のページもアクティブにする |
settingsType | Integer | → | 0または省略時 = ストラクチャー設定、1 = ユーザー設定 |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
OPEN SETTINGS WINDOWコマンドは、カレントの4Dアプリケーションの環境設定ダイアログボックスまたはカレント4Dアプリケーションのデータベース設定を表示し、selectorキーで指定されたパラメーターやページを表示します。
selector 引数には、開くダイアログボックスとそのページを示す“キー”を渡さなくてはなりません。キーは以下のような構造になります: /Dialog{/Page{/Parameters}}。Dialog は表示するダイアログで、"4D" (環境設定) または"Database" (データベース設定) を指定できます。例えばデータベース設定のコンパイラページを指定するには、selector に"/Database/Compiler"を指定します。使用可能なキーのリストは後に示します。selectorにスラッシュ ("/") のみを渡すと、コマンドはデータベース設定の最初のページを表示します。
access引数を使用して他のページをロックすることで、環境設定やデータベース設定ダイアログボックス内でのユーザーアクションをコントロールできます。特に、ユーザーに対し特定のパラメーターの変更を許可し、他の部分の変更は許可したくないという場合に使用します。この場合、access引数にTrueを渡すとselector引数で指定したページのみがアクティブになり変更可能となります。他のすべてのページへのアクセスはロックされます (ナビゲーションバーのボタンをクリックしても効果はありません)。access引数にFalseを渡すか 省略すると、ダイアログボックスのすべてのページがアクセス可能になります。
settingsType 引数はユーザー設定モードに設定されたデータベースでのみ有効です。このモードではカスタマイズされた"ユーザー設定"または"データファイル用のユーザー設定"が外部ファイルとして生成され、標準設 定の代わりに使用されます。詳細はデザインリファレンスマニュアルのユーザー設定を使用するを参照してください。このコンテキストでは、この引数を使用してストラクチャー設定また はユーザー設定いずれのダイアログボックスにアクセスするか指定できます。4D Environmentテーマの以下の定数を使用できます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
Structure settings | 倍長整数 | 0 | ストラクチャー設定を使用 (引数が省略された際のデフォルト)。このモードでは使用されるselectorの値は標準モードと同じです。 |
User settings | 倍長整数 | 1 | ユーザー設定を使用。このモードでは特定のキーのみをselector引数で使用できます。 |
User settings for data | 倍長整数 | 2 | "データファイル用のユーザー設定"へのアクセス。このファイルはデータファイルと同じレベルに保存されているユーザー設定です。このモードでは、selector引数に対しては一部のキーのみが使用可能です(ユーザー設定と同じサブセットです)。 |
無効なキーを渡すと、データベース設定の最初のページが表示されます。
キーのパス (標準モード)
以下は標準モードのselector引数 (ストラクチャー設定) で使用可能なキーです:
/4D /4D/General /4D/Structure /4D/Form editor /4D/Method editor /4D/Shortcuts /Database /Database/General /Database/Mover /Database/Interface /Database/Interface/Developper /Database/Interface/User /Database/Interface/Shortcuts /Database/Compiler /Database/Database /Database/Database/Data storage /Database/Database/Memory and cpu /Database/Database/International /Database/Backup /Database/Backup/Scheduler /Database/Backup/Configuration /Database/Backup/Backup and restore /Database/Client-Server /Database/Client-Server/Network /Database/Client-Server/IP configuration /Database/Web /Database/Web/Config /Database/Web/Options 1 /Database/Web/Options 2 /Database/Web/Log format /Database/Web/Log scheduler /Database/Web/Webservices /Database/SQL /Database/php /Database/Compatibility /Database/Security
互換性に関する注意: このコマンドは11.x以前のバージョンのキーでも動作します。対応は自動で4Dが行います。しかしながら以前の呼び出しを、上記のキーで置き換えることを推奨します。
キーのパス (ユーザー設定モード)
以下は "ユーザー設定" および "データファイル用のユーザー設定" モードのselector引数で使用できるキーです:
/Database /Database/Interface /Database/Database/Memory and cpu */Database/Client-Server /Database/Client-Server/Network /Database/Client-Server/IP configuration /Database/Web /Database/Web/Config /Database/Web/Options 1 /Database/Web/Options 2 /Database/Web/Log format /Database/Web/Log scheduler /Database/Web/Webservices /Database/SQL /Database/php
"データファイル用のユーザー設定" モードで使用できる追加のキーです:
/Database/Backup /Database/Backup/Scheduler /Database/Backup/Configuration /Database/Backup/Backup and restore
例題 1
4D環境設定の“メソッド”ページを開きます:
OPEN SETTINGS WINDOW("/4D/Method editor")
例題 2
データベース設定の“ショートカット”パラメーターを開き、他の設定はロックします:
OPEN SETTINGS WINDOW("/Database/Interface/Shortcuts";True)