QR SET TOTALS DATA
QR SET TOTALS DATA ( area ; colNum ; breakNum ; operator | value )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
area | Integer | → | エリア参照 |
colNum | Integer | → | カラム番号 |
breakNum | Integer | → | ブレーク番号 |
operator | value | 倍長整数, 文字 | → | セルの演算子の値またはセルの内容 |
このコマン ドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
Note: このコマンドで小計を作成することはできません。
リストモード
QR SET TOTALS DATA コマンドを使用し、ブレーク (総計または小計) に関する詳細を設定できます。
areaにはクイックレポートエリアの参照を渡します。
colNumにはデータをセットすセルのカラム番号を渡します。
breakNumには、データをセットするブレークの番号 (小計または総計) を渡します。小計の場合、breaknumにはソート番号を指定します。総計の場合、breaknum には-3または定数qr grand totalを指定します。
operatorには、セル内に存在するすべての演算子の和を指定します。テーマの定数を使用して、
定数 | 型 | 値 |
---|---|---|
qr average | 倍長整数 | 2 |
qr count | 倍長整数 | 16 |
qr max | 倍長整数 | 8 |
qr min | 倍長整数 | 4 |
qr standard deviation | 倍長整数 | 32 |
qr sum | 倍長整数 | 1 |
operatorが0の場合、演算子は存在しません。
valueにはセルに格納するテキストを指定します。
Note: operatorとvalueは相互に排他的な引数です、したがってoperatorまたはvalueのいずれか一方だけを設定してください。
次の値を渡すことができます:
- # …ブレークまたは小計をトリガする値。
- ##S …合計に置き換えられます。
- ##A …平均に置き換えられます。
- ##C …回数に置き換えられます。
- ##X …最大値に置き換えられます。
- ##N …最小値に置き換えられます。
- ##D …標準偏差に置き換えられます。
- ##xx …xxにはカラム番号を指定し、その番号のカラムのフォーマットを用いて、カラムの値で置き換えられます。このカラムが存在しない場合、置き換えは実行されません。
クロステーブルモード
QR SET TOTALS DATA コマンドを使用し、特定のセルの詳細を設定することができます。
areaにはクイックレポートエリアの参照を渡します。
colNumには、データを設定するセルのカラム番号を渡します。
breakNumには、データを設定するセルの行番号を渡します。
operatorには、セル内に存在するすべての演算子の和を指定します。テーマの定数を使用できます (上記参照)。
valueにはセルに格納するテキストを指定します。
次の図は、クロステーブルモードでカラムとブレーク引数の組み合わせ方について示しています:
Supported Types of Data
サポートされるデータのタイプ:
- タイトル
タイトルは、引数valueを用いて渡します。実際のところvalueには文字列を指定し、次に示すセルに対してのみ渡すことができます。
colNum=3 breakNum=1およびcolNum=1 breakNum=3 - 演算子
単独の演算子、または演算子の組み合わせ (上図を参照) は、次のセルに対して渡すことができます:
colNum=2, breakNum=2
colNum=3, breakNum=2
colNum=2, breakNum=3
これら最後の2つの値は、セル (Column 3; Row 3) に対しても影響を与える点に注意してください。セル (Column 2; Row 3) に集計計算を定義する場合、セル (Column 2; Row 3) の内容は常にセル(Column 3; Row 3) をも定義します。
無効なarea番号を渡した場合、エラー番号-9850が生成されます。
無効なcolNum引数を渡した場合、エラー番号-9852が生成されます。
無効なbreakNum引数を渡した場合、エラー番号-9853が生成されます。