SELECT LOG FILE
SELECT LOG FILE ( logFile | * )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
logFile | * | 演算子, 文字 | → | ログファイルの名前、または * を指定するとカレントログを閉じる |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
SELECT LOG FILE コマンドは、logFile引数で指定されたログファイルのオープン、作成、クローズを行います。
logFileには、作成するログファイルの名前またはフルパス名を渡します。ファイル名のみが渡された場合、ファイルはデータベースのストラクチャファイルと同じ階層の"Logs"フォルダに作成されます。
logFileが空の文字列の場合、SELECT LOG FILE コマンドはファイルを保存ダイアログボックスを表示し、作成するログファイルの名前と場所を指定できます。ファイルが正しく作成されると、システム変数OKに1が設定されます。それ以外の場合、つまりユーザがキャンセルボタンをクリックしたり、ログファイルが作成できない場合は、システム変数OKに0が設定されます。
Note: 新しいログファイルはコマンドの実行後すぐには作成されません。次のバックアップ後に作成されます。パラメタはデータファイルに保持され、データベースが閉じられた後も有効です。BACKUP コマンドを呼び出して、ログファイルの作成をトリガすることもできます。
logFileに"*"を渡すと、SELECT LOG FILE コマンドはカレントログファイルを閉じます。ログファイルが閉じられると、システム変数OKに1が設定されます。
フルバックアップがまだ行われておらず、かつデータファイルに既にレコードが含まれているときに、SELECT LOG FILE コマンドを使ってログファイルを作成すると、4Dはエラー*-4447*を生成します。このエラーはON ERR CALL メソッドでとらえることができます。
システム変数およびセット
ログファイルが正しく作成されるか閉じられると、OKは1に設定されます。
エラー管理
データベースのバックアップが必要なため処理が行われなかった場合、エラー-4447が生成されます。このエラーはON ERR CALLメソッドでとらえることができます。