SET ASSERT ENABLED
SET ASSERT ENABLED ( assertions {; *} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
assertions | Boolean | → | True = アサーションを有効にする False = アサーションを無効にする |
* | 演算子 | → | 省略時 = すべてのプロセスにコマンドを適用 (既存および後で作成されるものを含む) 指定時= カレントプロセスのみにコマンドを適用 |
説明
SET ASSERT ENABLED コマンドを使用してアプリケーションの4Dコードに挿入されたアサーションを無効にしたり、再度有効にしたりできます。アサーションに関する詳細はASSERTコマンドの説明を参照してください。
デフォルトで、プログラムに追加されたアサーションは、インタープリタモードでもコンパイル済みモードでも有効です。このコマンドは、ときにアサーションの評価に実行時間のコストが必要であったり、アプリケーションのエンドユーザからアサーションを隠ぺいしたいなどの理由で、アサーションを無効にしたいときに使用できます。典型的には、SET ASSERT ENABLEDコマンドをOn Startupデータベースメソッドで使用して、 アプリケーションがテストモードや運用モードかによって、アサーションを有効にしたり無効にしたりします。
デフォルトでSET ASSERT ENABLEDコマンドはアプリケーションのすべてのプロセスに効果を及ぼします。コマンドの効果をカレントプロセスに限定するには、 * 引数を渡します。
アサーションが無効にされていると、ASSERTコマンドに渡された式は評価されないことに留意してください。ASSERTを呼び出すコード行は動作においてもパフォーマンスにおいても、 アプリケーションの処理に一切影響を及ぼしません。
例題
アサーションを無効にする:
SET ASSERT ENABLED(False)
ASSERT(TestMethod) // アサーションが無効なのでTestMethodは呼び出されない