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バージョン: 20 R7 BETA

SET INDEX

SET INDEX ( aField ; index {; *} )

引数説明
aFieldFieldインデックスを作成または削除するフィールド
indexBoolean, IntegerTrue=作成、False=削除、または インデックスを作成: -1=キーワード、 0=デフォルト、1=標準B-Tree、3=クラスタB-Tree
*Operator*を渡すと非同期にインデックスを作成

互換性に関する注意

SET INDEX は旧式のコマンドではありますが、これは完全にサポートされており、既存のコードを書き換えることなくアプリケーション内で維持してよいコマンドです。しかしながら、インデックスを管理するためにはCREATE INDEX および DELETE INDEX コマンドを使用した方が、より多くの機能が提供されるため、推奨されています。

説明

SET INDEX には2つのシンタックスがあります。

  • 引数indexにブールを渡す場合、コマンドはaFieldに渡したフィールド用のインデックスを作成したり、削除したりします。
  • 引数indexに整数を渡す場合、コマンドは指定されたタイプのインデックスを作成します。

index = ブール
フィールドをインデックスするには、indexにTrueを渡します。コマンドはデフォルトタイプのインデックスを作成します。インデックスが既に存在する場合、呼び出しは機能しません。
indexにFalesを渡すと、コマンドはフィールドに関連づけられたすべての標準インデックス (非複合、非キーワード) を削除します。インデックスが存在しない場合、呼び出しは機能しません。

index = 整数
コマンドはaFieldに対して指定されたインデックスを作成します。Index Type テーマにある以下の定数のいずれか1つを渡します。

定数コメント
Cluster BTree Index倍長整数3クラスタを使用するB-Treeタイプのインデックス。このインデックスタイプは、インデックスが少数のキーを持つ場合、つまり同じ値がデータ内で頻繁に生じる場合に最も適しています。
Default Index Type倍長整数04Dはフィールドに応じて最適なインデックスのタイプを設定します (キーワードインデックスを除く) 。
Keywords Index倍長整数-1キーワードタイプのインデックス。キーワードを複合タイプにすることはできません。fieldsArray配列にはひとつだけフィールドを渡します。
Standard BTree Index倍長整数1標準 B-Treeタイプのインデックス。この多目的用のインデックスタイプは4Dの以前のバージョンで使用されています。

注: テキスト型のフィールドに設定されたBツリーインデックスは最大で最初の1024文字をインデックス化します。この場合、1024文字以上を含む文字列の検索結果は正しくなりません。

SET INDEX コマンドはロックされたレコードのインデックス付けは行いません。レコードがロック解除されるまで待機します。

オプション引数***を用いて、非同期に(同時に)インデックスが付けられるようになりました。非同期なインデックス付けにより、インデックス付けが終了したかどうかに関係なく、呼び出し側のメソッドの実行をそのまま続行できます。ただし、インデックスが必要なコマンドを実行すると失敗します。

:

  • このコマンドで作成されたインデックスには名前がありません。名前に基づくシンタックスを用いているDELETE INDEX コマンドでそれらのインデックスを削除することはできません。
  • 複合インデックスを作成したり削除するために、このコマンドを使用することはできません。
  • このコマンドを使用して、CREATE INDEX で作成されたキーワードインデックスを削除することはできません。

配布に関する注意

このコマンドはデータベースストラクチャーを変更するため、読み出し専用のパッケージアプリ(Program Files フォルダ内にまたは.4dz ファイル内にインストールされている.4dc ファイル)のコンテキストにおいては使用することができません。

例題 1

以下の例は、[Customers]IDフィールドにインデックスを付けます。

 UNLOAD RECORD([Customers])
 SET INDEX([Customers]ID;True)

例題 2

[Customers]Name フィールドを非同期モードでインデックスします:

 SET INDEX([Customers]Name;True;*)

例題 3

キーワードインデックスを作成します:

 SET INDEX([Books]Summary;Keywords Index)

参照

CREATE INDEX
DELETE INDEX
GET FIELD PROPERTIES
ORDER BY
QUERY

プロパティ

コマンド番号344
スレッドセーフである