SET MENU ITEM PROPERTY
SET MENU ITEM PROPERTY ( menu ; menuItem ; property ; value {; process} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
menu | Integer, Text | → | メニュー参照またはメニュー番号 |
menuItem | Integer | → | メニュー項目番号 または -1: 最後に追加された項目 |
property | Text | → | プロパティタイプ |
value | Text, Number, Boolean | → | プロパティ値 |
process | Integer | → | プロセス番号 |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
SET MENU ITEM PROPERTYコマンドは、menu と menuItem引数で指定されたメニュー項目に、propertyのvalueを設定するために使用します。
menuItemに-1を渡してmenuに最後に追加された項目を指定することもできます。
menuにはメニュー参照 (MenuRef) またはメニュー番号を渡します。メニュー参照を渡す場合、コマンドはすべてのプロセスのすべてのインスタンスに適用されます。この場合process 引数は渡されても無視されます。メニュー番号を渡す場合、コマンドはカレントプロセスのメインメニューバー中の対応するメニューに適用されます。他のプロセスを指定したい場合、オプションのprocess 引数にその番号を渡します。
property 引数には、値を変更するプロパティを、そして新しい値をvalueに渡します。property引数には、標準プロパティ(“Menu Item Properties”テーマ内の定数のどれか一つ)あるいはカスタムプロパティを使用することができます:
- 標準プロパティ: ほとんどの標準プロパティは、“Menu Item Properties” テーマ内の定数を通して利用可能です。
| 定数 | 型 | 値 | コメント |
| -------------------------- | --- | -------------------------------- | --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
| Access privileges | 文字列 | 4D_access_group | コマンドにアクセスグループを設定するために使用します。
0 = All Groups
>0 = Group ID |
| Associated standard action | 文字列 | 4D_standard_action | メニュー項目に標準アクションを割り当てるために使用します。
"標準アクション" テーマの定数参照。 |
| n/a | 文字列 | 4D_execute_without_validating | イベントを発生させない オプションを有効化します(標準アクションが割り当てられたメニュー項目に対して設定します)
True=有効化、 False (デフォルト)=無効化 |
| Start a new process | 文字列 | 4D_start_new_process | "新規プロセス開始オプションを有効にします。
0 = No, 1 = Yes |
Associated Standard Action プロパティの場合、value 引数には標準アクション名を渡すことができます。利用可能なアクションの包括的な一覧については、デザインリファレンスマニュアルの標準アクションの章を参照してください。主要なアクションは標準アクションテーマの定数としても使用可能です。
互換性に関する注意: 以前のリリースにおいては、割り当てられた標準アクションの値テーマの定数はvalue 引数(倍調整数)に使われていました。4D v16 R3以降、これは廃止予定となりますが、互換性のために引き続きサポートはされています。
注意: メニュー項目が階層サブメニューのタイトルと対応する場合、メニュー項目が選択された時に標準アクションは呼び出されません。
- カスタムプロパティ: property 引数には、カスタムのテキストを渡し、テキスト、数値、ブール型のvalue引数に割り当てることができます。このvalue 引数は項目と一緒に保存され、GET MENU ITEM PROPERTYコマンドを使用して取得することができます。property引数にはどのようなカスタムの文字列を使用することもできますが、4Dで既に使用されているタイトルは使用しないようにしてください(慣習として、4Dによって設定されているプロパティは"_4D_"で始まります)。