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バージョン: 20 R7 BETA

WA Create URL history menu

WA Create URL history menu ( {* ;} object {; direction} ) : Text

引数説明
*演算子指定時, objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, objectは変数
objectanyオブジェクト名 (* 指定時) または 変数 (* 省略時)
directionInteger0 または省略=戻るURLのリスト, 1=進むURLリスト
戻り値Textメニュー参照

説明

WA Create URL history menu コマンドは、*object で指定したWebエリアがセッション中に訪問したURL間をナビゲートするメニューを作成します。このコマンドを使用して、カスタムのナビゲーションインタフェースを作成できます。

提供される情報はセッションに限定されます。言い換えればナビゲーションは同じWebエリアで、フォームが閉じられない間実行されます。

directionには取得するリストを指定する値を渡します。Web Area テーマの以下の定数を使用できます:

定数
WA next URLs倍長整数1
WA previous URLs倍長整数0

direction 引数を省略すると、0 が使用されます。

メニューが生成されたら、4Dの Dynamic pop up menu コマンドで表示し、4Dの標準メニュー管理コマンドを使用して処理できます。このコマンドから返される文字列には、訪問したページのURLが含まれます (例題参照)。

メニューを使用しなくなったら、RELEASE MENU コマンドを呼び出してURL履歴メニューを削除します。

互換性に関する注意: 4D v19 R5 以降、このコマンドは *Windows のシステムレンダリングエンジン を使用しているWeb エリアに対するカレントURL のみを格納したメニューを作成します。

例題

以下のコードを、ポップアップメニューを持つ"戻る"3Dボタンに関連付けることができます:

 Case of
  //シングルクリック
    :(Form event code=On Clicked)
       WA OPEN BACK URL(WA_area)
  //矢印のクリック -> ポップアップ表示
    :(Form event code=On Alternative Click)
  //戻る履歴メニューを作成
       $Menu:=WA Create URL history menu(WA_area;WA previous URLs)
  //ポップアップにこのメニューを表示
       $URL:=Dynamic pop up menu($Menu)
  //項目が選択されたら
       If($URL#"")
  //Webページを開く
          WA OPEN URL(WA_area;$URL)
       End if
  //メニューを削除してメモリを解放
       RELEASE MENU($Menu)
 End case

参照

Dynamic pop up menu
RELEASE MENU
WA GET URL HISTORY

プロパティ

コマンド番号1049
スレッドセーフである