ヘルプ
ヘルプTips
このプロパティで、フォーム上のアクティブオブジェクトにヘルプTip を付加することができます。 ランタイムにおいてマウスがオブジェクト上にあるとき、ヘルプメッセージが Tip として表示されます:
- SET DATABASE PARAMETER コマンドの
Tips delay
およびTips duration
セレクターを使用することで、Tips の表示遅延や最大表示時間を指定することができます。- SET DATABASE PARAMETER コマンドの
Tips enabled
セレクターを使用することで、アプリケーション全体に対してヘルプTipsを有効化あるいは無効化することができます。
これには、次の二つの方法があります:
- 4D の ヘルプTipエディター であらかじめ作成したヘルプTip を指定します。
- または、プロパティリストに直接 Tip を文字列として入力します。 この方法では、XLIFF アーキテクチャーを利用することができます。 XLIFF参照を指定することで、アプリケーションの言語に応じたメッセージを表示させることができます (XLIFF についての詳細は 付録 B: XLIFFアーキテクチャー を参照ください)。 また、4D 参照を使用することもできます (スタティックテキスト中で参照を使用する 参照)。
macOS においては、Pop up window (32) 型のウィンドウはヘルプTips の表示ができません。
JSON 文法
名称 | データタイプ | とりうる値 |
---|---|---|
tooltip | text | ユーザー用のヘルプ情報 |
対象オブジェクト
ボタン - ボタングリッド - チェックボックス - ドロップダウンリスト - コンボボックス - 階層リスト - リストボックスヘッダー - リストボックスフッター - ピクチャーボタン - ピクチャーポップアップメニュー - ラジオボタン
追加のヘルプ機能
オブジェクトにヘルプTip を関連付ける方法は他にも 2通りあります:
- データベースストラクチャーレベルにおいて設定することができます (フィールドのみ)。 この場合、当該フィールドが表示されるすべてのフォームにおいて、このヘルプTip が表示されます。 詳細については フィールドプロパティ のヘルプTip の章を参照してください)。
- OBJECT SET HELP TIP コマンドを使って、カレントプロセス内で動的に設定します。
同じオブジェクトに対して複数の Tip が関連づけられている場合には、次の優先順位に従って表示されます:
- ストラクチャーレベル (最低優先度)
- フォームエディターレベル
- OBJECT SET HELP TIP コマンド (最高優先度)