VP SHOW CELL
VP SHOW CELL ( rangeObj : Object { ; vPos : Integer; hPos : Integer } )
引数 | 型 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
rangeObj | Object | -> | レンジオブジェクト | |
vPos | Integer | -> | セルあるいは行の縦方向の表示位置 | |
hPos | Integer | -> | セルあるいはカラムの横方向の表示位置 |
説明
VP SHOW CELL
コマンドは、rangeObj で指定したレンジの表示位置を変更します。
rangeObj 引数には、表示位置を指定するセルのレンジオブジェクトを渡します。 rangeObj で指定したレンジの表示位置は、vPos および hPos 引数に従って縦・横に移動します。 rangeObj の縦方向の表示位置は vPos 引数で、横方向の表示位置は hPos 引数で指定します。
次のセレクターが利用可能です:
セレクター | 説明 | vPos で利用可 | hPos で利用可 |
---|---|---|---|
vk position bottom | セルあるいは行の下辺に対する垂直揃え。 | ○ | |
vk position center | 中央揃え。 セル・行・カラムの境界に対して位置を揃えます: | ○ | ○ |
vk position left | セルあるいはカラムの左辺に対する水平揃え。 | ○ | |
vk position nearest | 一番近い基準に対する位置揃え (上、下、左、右、中央)。 セル・行・カラムの境界に対して位置を揃えます: | ○ | ○ |
vk position right | セルあるいはカラムの右辺に対する水平揃え。 | ○ | |
vk position top | セルあるいは行の上辺に対する垂直揃え。 | ○ |
このコマンドは、表示位置の変更が可能な場合にのみ動作します。 たとえば、rangeObj が現在のシートの A1 セル (先頭カラムと先頭行) の場合、すでに縦および横方向の限界に接している (つまり、上にも左にもこれ以上スクロールできない) ため、表示位置を変更しても何も変わりません。 rangeObj が C3 セルの場合に、表示位置を中央または右下に変えても同じことが言えます。 表示は変更されません。
例題
AY カラムの 51 行目のセルを 4D View Pro エリアの中央に表示します:
$displayCell:=VP Cell("myVPArea";50;50)
// セルが表示されるよう、表示位置を調整します
VP SHOW CELL($displayCell;vk position center;vk position center)
結果:
先ほどのコードの縦および横方向のセレクターを変更して、AY51 セルを 4D View Pro エリアの右上に表示します:
$displayCell:=VP Cell("myVPArea";50;50)
// セルが表示されるよう、表示位置を調整します
VP SHOW CELL($displayCell;vk position top;vk position right)
結果:
参照
VP Cell
VP Get active cell
VP Get selection
VP RESET SELECTION
VP SET ACTIVE CELL
VP SET SELECTION