WP Get frame
WP Get frame ( {* ;} wpArea {; textBoxID} ) -> 戻り値
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時、wpArea はフォームオブジェクト(文字列)。省略時、wpArea はオブジェクトフィールドあるいは変数 |
wpArea | Text | → | フォームオブジェクト名(* 指定時)あるいは4D Write Pro オブジェクト変数あるいはフィールド(* 省略時) |
textBoxID | 文字 | 🡘 | テキストボックスのID(テキストボックスにフォーカスがある場合にのみ値が入ります) |
戻り値 | Integer | ← | カーソルが現在設定されているフレーム |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
WP Get frame コマンドはwpArea 引数で指定した4D Write Pro エリア内で、カーソルが現在設定されているフレームを返します。
任意の * 引数を渡した場合、wpArea 引数はフォームオブジェクト名(文字列)です。省略時、wpArea 引数は4D Write Pro オブジェクト変数あるいはフィールドです。
注: このコマンドは、wpArea 引数がフォームオブジェクトに割り当てられている場合にのみ使用可能です(つまり引数がカレントのフォーム/ページに表示されている必要があります)。
返された値は、4D Write Pro テーマ内にある以下の定数のどれか一つと比較することができます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
wk body | 倍長整数 | 0 | セクションのボディフレーム |
wk current section default footer | 倍長整数 | 10 | セクションのメインのフッター(アクティブなサブセクションのフッターがない場合にのみ利用可能) |
wk current section default header | 倍長整数 | 9 | セクションのメインのヘッダー(アクティブなサブセクションのヘッダーがない場合にのみ利用可能) |
wk current section first footer | 倍長整数 | 4 | セクションの最初のページのフッター |
wk current section first header | 倍長整数 | 3 | セクションの最初のページのヘッダー |
wk current section left footer | 倍長整数 | 6 | セクションの左ページのフッター |
wk current section left header | 倍長整数 | 5 | セクションの左ページのヘッダー |
wk current section right footer | 倍長整数 | 8 | セクションの右ページのフッター |
wk current section right header | 倍長整数 | 7 | セクションの右ページのヘッダー |
wk text box | 倍長整数 | 11 | テキストボックス |
カレントのカーソル位置がテキストボックス要素内にある場合、テキストボックスの要素 ID はtextBoxID 引数に返されます。その他の場合には、この引数は空の値が返されます。
例題
ユーザーがカーソルをヘッダーあるいはフッターフレームに設定したかどうかを確認したい場合を考えます:
var $frameGet : Integer
$frameGet:=WP Get frame(*;"WParea")
If($frameGet=wk body)|($frameGet=wk text box)
ALERT("フッターあるいはヘッダーを選択してください")
End if