WP RESET ATTRIBUTES
WP RESET ATTRIBUTES ( targetObj ; attribName {; attribName2 ; ... ; attribNameN} )
WP RESET ATTRIBUTES ( section {; attribName }{; attribName2 ; ... ; attribNameN} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
targetObj | Object | → | レンジまたは要素または4D Write Pro ドキュメント |
sectionOrSubsection | Object | → | 4D Write Pro ドキュメントのセクションまたはサブセクション |
attribName | Text | → | 削除したい属性の名前 |
説明
WP RESET ATTRIBUTES コマンドは引数として渡されたレンジ、要素、またはドキュメントの1つ以上の値をリセットすることができます。このコマンドは任意の4D Write Pro 内部属性(文字、段落、ドキュメント、表または画像)を削除することができます。 リセットしたい属性の名前をattribName 引数に渡すことができます。あるいは削除したいのがセクションまたはサブセクションの場合、sectionOrSubsection オブジェクト単体を渡すだけで、全ての属性を一度にリセットすることができます。
targetObj 引数には、以下のいずれかを渡すことができます:
- レンジ
- 要素(ヘッダー / フッター / 本文 / 表 / 段落 / アンカーされた画像またはインラインの画像 / セクション / サブセクション / スタイルシート)
- 4D Write Pro ドキュメント
WP RESET ATTRIBUTES コマンドを使用して属性の値が削除された場合、targetObj あるいは sectionOrSubsection にはデフォルトの値が適用されます。 デフォルトの値については、4D Write Pro Attributes の章に記載されています。
- WP RESET ATTRIBUTES がセクション/サブセクションオブジェクトに対して適用された場合、属性はその親セクションまたはドキュメントから継承されます。
- WP RESET ATTRIBUTES がスタイルシートオブジェクトに対して適用された場合、スタイルシートがデフォルト("Normal")スタイルシートである場合を除き、その属性はスタイルシートから削除されます。 この場合、デフォルトの値が属性に対して適用されます(スタイルシートは全てのスタイルシート属性を定義します)。
- sectionOrSubsection 引数がセクションでもサブセクションでもなく、また属性が何も指定されたなかった場合には、エラーが生成されます。
引数として渡された要素の中にリセットしたい属性が定義されていなかった場合、コマンドは何もしません。
例題 1
以下の選択範囲から複数の属性を削除したい場合を考えます:
この場合、以下のように書くことができます:
$range:=WP Get selection(*;"WParea")
WP RESET ATTRIBUTES($range;wk padding)
WP RESET ATTRIBUTES($range;wk background color)
WP RESET ATTRIBUTES($range;wk text underline style)
WP RESET ATTRIBUTES($range;wk margin)
WP RESET ATTRIBUTES($range;wk border style)
実行後のドキュメントはこうなります:
例題 2
$section:=WP Get section($document; 3)
WP RESET ATTRIBUTES($section) // セクションの全ての属性が削除される
$subSection:=WP Get subsection(WP Get section($document; 3); wk left page)
WP RESET ATTRIBUTES($subSection) // サブセクションの全ての属性が削除される
参照
4D Write Pro Attributes
WP GET ATTRIBUTES
WP SET ATTRIBUTES