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バージョン: 開発中

APPLY TO SELECTION

APPLY TO SELECTION ( aTable ; statement )

引数説明
aTableTableステートメントを適用するテーブル
statementExpression1行のコードで記述されたメソッド

説明

APPLY TO SELECTION は、aTableのカレントセレクションに対してstatementを適用します。statementは1行のステートメントまたはメソッドのどちらでも構いません。statementaTableのレコードを修正した場合、そのレコードをディスクに保存されます、レコードを修正しない場合には保存しません。カレントセレクションが空の場合、APPLY TO SELECTION は何も行いません。リレーションが自動であれば、statementはリレート先のテーブルのフィールドを含むことができます。

警告: 引数($1...$n) はstatement 引数ではサポートされていません。

APPLY TO SELECTION は、カレントセレクションの情報 (例えば合計等) を求めるため、あるいはセレクション中のレコードを修正するため (例えばフィールドの頭文字を大文字に変える等) に使用します。このコマンドをトランザクション内で使用されている場合、トランザクション処理が取り消されると、すべての変更は無効とされます。

4D Server: statementに渡されるコマンドはサーバでは実行されません。セレクションの各レコードは修正のためローカルのワークステーションに送り返されます。

APPLY TO SELECTION を実行している間、処理の進捗を表すサーモメータが表示されます。APPLY TO SELECTION を呼び出す前に、MESSAGES OFF を使用してサーモメータの表示を取り消すことができます。サーモメータが表示されると、ユーザは処理をキャンセルすることができます。

例題 1

以下の例題はテーブル [Employees] 中のカレントセレクションのレコードを大文字に変更します:

 APPLY TO SELECTION([Employees];[Employees]Last Name:=Uppercase([Employees]Last Name))

例題 2

APPLY TO SELECTION実行中にレコードを修正して、そのレコードがロックされていると、更新は保存されません。ロックされたレコードはLockedSetと呼ばれるセットに格納されます。APPLY TO SELECTION実行後、LockedSetをテストしてロックされたレコードがなかったか確認します。以下のループはすべてのレコードが更新されるまで処理を実行します:

 Repeat
    APPLY TO SELECTION([Employees];[Employees]Last Name:=Uppercase([Employees]Last Name))
    USE SET("LockedSet") // ロックされたレコードのみを選択
 Until(Records in set("LockedSet")=0) // ロックされたレコードがなくなれば終了

例題 3

この例題ではメソッドを使用します:

 ALL RECORDS([Employees])
 APPLY TO SELECTION([Employees];M_Cap)

システム変数およびセット

ユーザが進捗サーモメータの停止ボタンをクリックすると、OKシステム変数に0が設定されます。そうでなければ1が設定されます。

参照

EDIT FORMULA
セット