COLLECTION TO ARRAY
COLLECTION TO ARRAY ( collection ; array {; propertyName}{; array2 ; propertyName2 ; ... ; arrayN ; propertyNameN} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
collection | Collection | → | 配列へとコピーしたいコレクション |
array | Array | ← | コレクションの要素を受け取る配列。propertyName引数指定時はコレクションのpropertyNameの値を受け取る配列。 |
propertyName | Text | → | 配列へとコピーしたいオブジェクトのプロパティ名(""を指定で全要素をコピー) |
説明
COLLECTION TO ARRAY コマンドは、collection 引数のコレクションの要素あるいはpropertyName 引数で指定したプロパティの値を、array 引数で指定した一つまたはそれ以上の配列へと渡します。
このコマンドは値を格納しているcollection に対して使用することもできますし、オブジェクトを格納しているcollection に対して使用することもできます。後者の場合にはpropertyName 引数は必須になります。
- propertyName 引数を省略した場合、コマンドはcollection 内の全ての要素をarray 引数の配列へとコピーします。コマンド実行後、array のサイズはコレクションのlength と同一になります。
- 一つあるいはそれ以上のpropertyName 引数を渡す場合、collection はオブジェクトのコレクションでなければいけません(他の要素は無視されます)。この場合、propertyName 引数には、コレクションの各オブジェクトから対応するにarray へとコピーしたい値のプロパティの名前を渡します。propertyName / array のペアはいくつでも渡すことができ、それぞれ異なる配列の型を指定することもできます。コマンド実行後、各array のサイズはコレクションのlength と同一になります。
どちらの場合においても、4D はコレクションの要素あるいは値をarray 引数で指定した配列の型に合わせて変換します(必要であれば)。変換に際してのルールはコレクションと4D配列間での型の変換 のページに詳細な説明があります。
例題 1
文字列のコレクションをテキスト配列へとコピーしたい場合を考えます:
var $fruits : Collection
$fruits:=New collection("Orange";"Banana";"Apple";"Grape")
ARRAY TEXT($artFruits;0)
COLLECTION TO ARRAY($fruits;$artFruits)
//$artFruits{1}="Orange"
//$artFruits{2}="Banana"
//...
例題 2
オブジェクトのコレクションの異なるプロパティ値を、異なる配列へとコピーしたい場合を考えます:
var $col : Collection
$col:=New collection
ARRAY TEXT($city;0)
ARRAY LONGINT($zipCode;0)
$col.push(New object("name";"Cleveland";"zc";35049))
$col.push(New object("name";"Blountsville";"zc";35031))
$col.push(New object("name";"Adger";"zc";35006))
$col.push(New object("name";"Clanton";"zc";35046))
$col.push(New object("name";"Shelby";"zc";35143))
COLLECTION TO ARRAY($col;$city;"name";$zipCode;"zc")
//$city{1}="Cleveland", $zipCode{1}=35049
//$city{2}="Blountsville", $zipCode{2}=35031
//...
参照
ARRAY TO COLLECTION
コレクションと4D配列間での型の変換
プロパティ
コマンド番号 | 1562 |
スレッドセーフである | ✓ |