CREATE RECORD
CREATE RECORD {( aTable )}
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
aTable | Table | → | 新規レコードを作成するテーブル, または 省略時、デフォルトテーブル |
説明
CREATE RECORDは、aTableに対して新しい空のレコードを作成しますが、このレコードは表示されません。データ入力のために新しいレコードを作成して表示するにはADD RECORDを使用します。
CREATE RECORDは、レコードデータの割り当てをプログラミング言語で実行する場合に、ADD RECORDの代わりに使用します。新しく作成されたレコードはカレントレコードとなりますが、カレントセレクションは変わりません。
新しいレコードは、テーブルに対するSAVE RECORDコマンドを実行するまではメモリ上にのみ存在します。新しいカレントレコードが保存される前に (検索等によって) 変更されると、そのレコードは失われます。
注: このコマンドでは、aTable に渡したテーブルが読み書き可能モードである必要はありません。テーブルが読み込みのみモードの場合でも使用する事ができます(レコードのロックを参照して下さい)。
例題
以下の例は、30日以上経過したデータをアーカイブします。これはアーカイブ用のテーブルに新しいレコードを作成することで行っています。アーカイブが終了すると、対象のレコードを[Accounts]テーブルから削除します:
// 30日経過したレコードを検索
QUERY([Accounts];[Accounts]Entered<(Current date-30))
For($vlRecord;1;Records in selection([Accounts])) // レコードごとにループ
CREATE RECORD([Archive]) // 新しいアーカイブレコードを作成
[Archive]Number:=[Account]Number // アーカイブレコードにフィールドをコピー
[Archive]Entered:=[Account]Entered
[Archive]Amount:=[Account]Amount
SAVE RECORD([Archive]) // アーカイブレコードを保存
NEXT RECORD([Accounts]) // 次のaccountレコードをカレントレコードにする
End for
DELETE SELECTION([Accounts]) // accountレコードを削除
参照
ADD RECORD
MODIFY RECORD
SAVE RECORD
プロパティ
コマンド番号 | 68 |
スレッドセーフである | ✓ |
カレントレコードを変更する |