DECRYPT BLOB
DECRYPT BLOB ( toDecrypt ; sendPubKey {; recipPrivKey} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
toDecrypt | Blob | ↔ | 復号するデータ |
複合されたデータ | |||
sendPubKey | Blob | → | 送信者の公開鍵 |
recipPrivKey | Blob | → | 受信者の秘密鍵 |
説明
DECRYPT BLOB コマンドは、BLOB toDecryptの内容を送信者の公開鍵sendPubKeyを使用して解読します。オプションとして、受信者の秘密鍵recipPrivKeyも使用します。
送信者の公開鍵を納めたBLOBを引数sendPubKeyに渡します。この鍵は、送信者がGENERATE ENCRYPTION KEYPAIRコマンドを実行して生成し、受信者に送信しておく必要があります。
受信者の秘密鍵を納めたBLOBを引数recipPrivKeyに渡すことができます。この引数を渡す場合、受信者はGENERATE ENCRYPTION KEYPAIRコマンドを実行して一組の暗号化鍵を生成し、公開鍵を送信者に送っておく必要があります。この一組の鍵をもとにした暗号化システムでは、送信者のみがメッセージの暗号化を行い、かつ受信者だけがその復号を行えるということが保証されます。一組の鍵をもとにした暗号化システムに関する詳細は、ENCRYPT BLOBコマンドを参照してください。
DECRYPT BLOBコマンドは、(意図的かどうかに関わらず)BLOB内容の変更を防ぐため、チェックサム機能が提供されています。暗号化したBLOBが損傷したり変更されていると、このコマンドは何も行わず、エラーを返します。
例題
ENCRYPT BLOB コマンドの例題を参照
参照
ENCRYPT BLOB
GENERATE ENCRYPTION KEYPAIR
プロパティ
コマンド番号 | 690 |
スレッドセーフである | ✓ |