メインコンテンツまでスキップ
バージョン: 開発中

FORM SET ENTRY ORDER

FORM SET ENTRY ORDER ( objectNames {; pageNumber} )

引数説明
objectNamesテキスト配列🡒入力順に並べられたオブジェクト名の配列
pageNumber倍長整数🡒入力順を指定するページの番号 (省略時はカレントページ)

説明

FORM SET ENTRY ORDER コマンドは カレントプロセスのカレントフォームにおいて、objectNames に渡した配列に基づき入力順を動的に指定します。

objectNames には入力順に含めたいフォームオブジェクトの名前を格納した配列を渡します。配列内のオブジェクト名の順序が、対応するフォームオブジェクトの入力順に反映されます。カレントフォームに属するすべての有効なフォームオブジェクトを指定することができます。有効なオブジェクトの条件は次のとおりです:

  • フォーカス可 プロパティが有効(注: このコマンドは タブ有効 オブジェクトプロパティを無視します)
  • フォーム上に定義されている (名前が定義されている)
  • カレントページ上 (または pageNumber ページ上、後述参照) で使用されている。
    注: フォームページにはページ 0 および継承されたフォームオブジェクトが含まれることに留意してください。

ランタイムにおいて無効なオブジェクトが検知された場合には、4D はこれを無視して、objectNames 配列の次の要素に移ります。有効なオブジェクトのみが含まれたカレントページの実際の入力順は、* パラメーターを指定した FORM GET ENTRY ORDER コマンドによって確認することができます。

任意のパラメーター pageNumber を使って、入力順を設定するページを指定することができます。省略した場合には、カレントページが対象となります。

注:

  • サブフォームの入力順はサブフォームにて定義されます。これを設定するには FORM SET ENTRY ORDER コマンドをサブフォームのコンテキスト内で呼び出す必要があります。
  • このコマンドは、ランタイムにおいてフォーム上で最初にフォーカスされるオブジェクトは指定しません。入力順の先頭オブジェクトを指定するには、フォームの On Load イベント内で GOTO OBJECT コマンドを呼び出す必要があります。OBJECT DUPLICATE コマンドを使用する場合には、boundTo パラメーターに Object First in entry order 定数を渡すことで、複製オブジェクトを先頭に設定することができます。

データ入力順について
データ入力順とは、フォーム上でTab キーや改行キーを押したときに、フィールドやサブフォーム、その他のアクティブオブジェクトが選択される順番です。Shift+TabShift+改行キーを押すことで逆方向に移動することもできます。入力順はデフォルトで定義されているほか、フォームエディターにおいて変更することが可能です。詳細については デザインリファレンス マニュアルの データの入力順を変更する を参照ください。

例題

フォーム上に設置されたオブジェクトの入力順を、名称に基づいて指定します:

 ARRAY TEXT(tabNames;0)
 
 FORM GET OBJECTS(tabNames;Form current page+Form inherited) // フォームオブジェクト名を取得します
 SORT ARRAY(tabNames;>) // オブジェクト名を昇順に並べ替えます
 FORM SET ENTRY ORDER(tabNames) // 並べ替えた順番を入力順として適用します
  //フォーカス可に設定されていないオブジェクトは無視されます

参照

FORM GET ENTRY ORDER