Generate digest
Generate digest ( param ; algorithm {; *} ) : Text
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
param | Blob, Text | → | Digestキーを取得するBLOBやテキスト |
algorithm | Integer | → | キーの生成に使用するアルゴリズム0= MD5、1 = SHA1、 2=4Dダイジェスト |
* | 演算子 | → | ダイジェストをBase64URL でエンコード |
戻り値 | Text | ← | Digestキーの値 |
説明
Generate digestコマンドはBLOBやテキストのDigestキーを指定したアルゴリズムで生成して返します。引数にはテキストまたはBLOBフィールドや変数を渡します。Generate digestコマンドはダイジェストキーを文字列として返します。
algorithm 引数で使用するハッシュ関数を指定します。Digest Typeテーマ内にある以下の定数を使用できます:
定数 | 型 | 値 | コメント |
---|---|---|---|
_o_4D REST digest | 倍長整数 | 2 | *** 廃止予定の定数 *** |
MD5 digest | 倍長整数 | 0 | MD5アルゴリズムを使用。32ビットの16進数の文字列として返された、連続した128ビット |
SHA1 digest | 倍長整数 | 1 | SHA-1アルゴリズムを使用。40ビットの16進数の文字列として返された、連続した160ビット |
SHA256 digest | 倍長整数 | 3 | (SHA-2 family) SHA-256は、64ビットの16進数の文字列として返された、連続した256ビット |
SHA512 digest | 倍長整数 | 4 | (SHA-2 family) SHA-512は、128ビットの16進数の文字列として返された、連続した512ビット |
注: パスワードの管理にMD5 および SHA アルゴリズムを使用することは推奨されていません。パスワードをチェックするためには、Generate password hash および Verify password hashコマンドを使用することが推奨されます。
デフォルトで、 * 引数が省略された場合、16進数でエンコードされたダイジェストキーが返されます。ダイジェストキーをBase64URLでエンコードしたい場合、 * 引数を渡します。
同じオブジェクトに対して返される値は、全てのプラットフォームにおいて同じです(macOS/Win)。この計算は引数に渡されたテキストをUTF-8で表現したものに基づいています。
注: コマンドを空のテキストやBLOBに対して実行すると、エラーは返されず、文字列の値が返されます(例えばMD5 に対しては"d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e"が返されます)
例題 1
この例題ではMD5 アルゴリズムを使用して二つの画像を比較する場合を考えます
var $vPict1;$vPict2 : Picture
var $FirstBlob;$SecondBlob : Blob
READ PICTURE FILE("c:\\myPhotos\\photo1.png")
If(OK=1)
READ PICTURE FILE("c:\\myPhotos\\photo2.png")
If(OK=1)
PICTURE TO BLOB($vPict1;$FirstBlob;".png")
PICTURE TO BLOB($vPict2;$SecondBlob;".png")
$MD5_1:=Generate digest($FirstBlob;MD5 digest)
$MD5_2:=Generate digest($SecondBlob;MD5 digest)
If($MD5_1#$MD5_2)
ALERT("二つの画像は異なるものです")
Else
ALERT("二つの画像は完全に同一のものです")
End if
End if
End if
例題 2
この例題ではテキストのダイジェストキーを取得します:
$key1:=Generate digest("The quick brown fox jumps over the lazy dog.";MD5 digest)
// $key1は"e4d909c290d0fb1ca068ffaddf22cbd0"
$key2:=Generate digest("The quick brown fox jumps over the lazy dog.";SHA1 digest)
// $key2は"408d94384216f890ff7a0c3528e8bed1e0b01621"
参照
BASE64 DECODE
BASE64 ENCODE
Generate password hash
WEB Validate digest
暗号化プロトコル
プロパティ
コマンド番号 | 1147 |
スレッドセーフである | ✓ |