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バージョン: 開発中

IDLE

IDLE

このコマンドは引数を必要としません

説明

IDLEコマンドは、コンパイラと一緒に使用する目的だけに作成されたコマンドです。このコマンドは、4Dエンジンに呼び出しが戻らないように書かれたメソッド中で、コンパイルされたデータベースにおいてのみ使用されます。例えば、ループ内にまったく4Dコマンドを含まないForループを持ったメソッドを実行している場合、ON EVENT CALLでインストールされた割り込みメソッドでそれを中断することはできませんし、ユーザが他のアプリケーションに切り替えることもできません。このような場合、IDLEを挿入して、4Dがイベントをトラップできるようにします。割り込みを起こしたくない場合は、IDLEコマンドを記述しないでくだくさい。

例題

以下の例は、IDLEを使用しないと、コンパイルしたデータベースでループから抜け出すことができません:

  // Do Something Project Method
 ON EVENT CALL("EVENT METHOD")
 <>vbWeStop:=False
 MESSAGE("Processing..."+Char(13)+"Type any key to interrupt...")
 REPEAT
  // 4Dコマンドを呼び出さない何らかの処理を行う
    IDLE
 Until(<>vbWeStop)
 ON EVENT CALL("")

EVENT METHODは以下のとおりです:

  // EVENT METHOD Project Method
 If(Undefined(KeyCode))
    KeyCode:=0
 End if
 If(KeyCode#0)
    CONFIRM("Do you really want to stop this operation?")
    If(OK=1)
       <>vbWeStop:=True
    End if
 End if

参照

ON EVENT CALL
コンパイラコマンド

プロパティ

コマンド番号311
スレッドセーフである