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バージョン: 開発中

INSERT IN LIST

INSERT IN LIST ( {* ;} list ; beforeItemRef | * ; itemText ; itemRef {; sublist ; expanded} )

引数説明
*演算子指定時, listはオブジェクト名 (文字列) 省略時, listはリスト参照番号
listInteger, Textリスト参照番号 (* 省略時), または リストオブジェクト名 (* 指定時)
beforeItemRef | *倍長整数, 演算子項目参照番号 または 0: リストに最後に追加された項目 または *: 現在選択されている項目
itemTextText新しいリスト項目のテキスト
itemRefInteger新しいリスト項目のユニークな参照番号
sublistInteger新しいリスト項目に添付するオプションのサブリスト
expandedBooleanサブリストの展開/折りたたみ状態を指定

説明

INSERT IN LIST コマンドは、listに渡されたリスト参照番号またはオブジェクト名のリストに itemRefが指定する新規項目を挿入します。

オプションの第一引数 * を渡すと、list 引数はフォーム上のリストオブジェクトに対応するオブジェクト名 (文字列) です。この引数を渡さない場合、list 引数は階層リスト参照 (ListRef) です。リストオブジェクトを一つしか使わない場合や、2番目の * を使用しない場合は、両方のシンタックスを使用できます。他方フォーム上に同じ階層リストを参照する複数のオブジェクトがある場合で、2番目の * を渡して現在選択されている項目を参照する場合、それぞれのオブジェクトが個別に選択された項目をもつので、オブジェクト名に基づくシンタックスを使用しなければなりません。

beforeItemRef 引数は、新規リスト項目を挿入する位置を指定するために用います:

  • リストに最後追加された項目の前に新しい項目を挿入するには値0を渡します。そして新しく挿入された項目が選択されます。
  • 現在選択されている項目の前に新しい項目を挿入するには * を指定します。そして新しく挿入された項目が選択されます。
  • 特定の項目の前に挿入するには、その項目の参照番号を渡します。この場合新しく挿入された項目は自動的には選択されません。項目参照番号に対応する項目がない場合、コマンドは何もしません。

新規項目のテキストをitemTextに渡します。4D v16 R4以降で、項目に標準アクションが設定されている場合には、 ak standard action title定数をitemTextに受け渡すとローカライズされたアクション名が自動的に採用されます。詳細については 標準アクション を参照ください。

itemRefには新規項目の項目参照番号を渡します。この番号はユニーク値と見なされますが、実際には任意の値を渡すことができます。itemRefについての詳細は 階層リストの管理を参照ください。

項目にサブ項目を設定する場合は、sublist に有効なリスト参照を渡します。この場合サブリストを展開または縮小を指定するexpanded引数を渡さなければなりません。TrueまたはFalseの指定に従い、サブリストは展開または折りたたまれます。

例題

以下のコードは、リストhListの現在選択されている項目の直前に項目を挿入します(サブリストは添付されていません):

 vlUniqueRef:=vlUniqueRef+1
 INSERT IN LIST(hList;*;"New Item";vlUniqueRef)

参照

APPEND TO LIST
SET LIST ITEM PARAMETER

プロパティ

コマンド番号625
スレッドセーフである