MESSAGE
MESSAGE ( message )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
message | Text | → | 表示するメッセージ |
説明
MESSAGE コマンドは、通常ユーザに対して何らかの動作を知らせるために使用します。このコマンドは画面上の特別なメッセージウィンドウに message を表示します。このメッセージウィンドウは、 Open window を使って(後述)あらかじめ開かれたウィンドウを使用していないかぎり、MESSAGE コマンドをコールするたびに表示されたり閉じられたりします。このメッセージは一時的なもので、フォームを表示する、またはメソッドの実行が終了するとすぐに消去されます。別のMESSAGE コマンドを実行すると古いメッセージは、消去されます。
Open window でウィンドウを開いている場合、続く MESSAGE コマンドの呼び出しはすべてそのウィンドウにメッセージを表示します。ウィンドウはターミナルのようなに振舞います:
- 一連のメッセージがこのウィンドウで表示されると、前のメッセージを消去しません。その代わりに、新しいメッセージは既存のメッセージに続けて表示されます。
- メッセージがウィンドウの幅よりも長い場合、4Dは自動的に改行を行います。
- メッセージの行がウィンドウの高さより高い場合、4Dは自動的にメッセージウィンドウをスクロールします。
- 行の制御を行うには、メッセージ中にキャリッジリターン (Char(13) または "\r") を挿入します。
- ウィンドウの特定の位置にメッセージを表示するには、GOTO XYコマンドを使用します。
- ウィンドウの内容を消去するには、ERASE WINDOWコマンドを使用します。
- このウィンドウは単なる出力用ウィンドウであり、別のウィンドウがオーバーラップしても再描画されません。
- ウィンドウに表示される文字のフォントとサイズは、データベース設定"インターフェース"ページ内にて変更することができます。
注: MESSAGE はOpen form window コマンドと互換性がありますが、このコンテキストでは、Open form windowコマンドの、ウィンドウのサイズと位置を保存する第2*** 引数はサポートされません。
例題 1
以下の例は、レコードセレクションを処理し、MESSAGEコマンドをコールしてユーザに処理の進捗状況を知らせます:
For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord))
// Do Something with the record
NEXT RECORD([anyTable])
End for
MESSAGEをコールするたびに、以下のウィンドウが表示されては消えます:
例題 2
ウィンドウのちらつきを避けるため、以下の例題のようにOpen windowで開いたウィンドウにメッセージを表示することができます:
Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord))
// Do Something with the record
NEXT RECORD([anyTable])
End for
CLOSE WINDOW
結果は以下の通り:
例題 3
改行を追加し、見やすくします:
Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord)+Char(Carriage return))
// Do Something with the record
NEXT RECORD([anyTable])
End for
CLOSE WINDOW
結果は以下の通り:
例題 4
GOTO XY コマンドを使用し、何行か追加します:
Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
$vlNbRecords:=Records in selection([anyTable])
$vhStartTime:=Current time
For($vlRecord;1;$vlNbRecords)
GOTO XY(5;2)
MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord)+Char(Carriage return))
// Do Something with the record
NEXT RECORD([anyTable])
GOTO XY(5;5)
$vlRemaining:=(($vlNbRecords/$vlRecord)-1)*(Current time-$vhStartTime)
MESSAGE("Estimated remaining 時間: "+Time string($vlRemaining))
End for
CLOSE WINDOW
結果は以下の通り:
参照
CLOSE WINDOW
ERASE WINDOW
GOTO XY
Open window
プロパティ
コマンド番号 | 88 |
スレッドセーフである | ✗ |