OBJECT SET FILTER
OBJECT SET FILTER ( {* ;} object ; entryFilter )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時, Objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, Objectはフィールドまたは変数 |
object | any | → | オブジェクト名 (* 指定時), または フィールドまたは変数 (* 省略時) |
entryFilter | Text | → | 入力可エリアの新しい入力フィルタ |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
OBJECT SET FILTER は、objectで指定されたオブジェクトの入力フィルタをentryFilterに設定します。
オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。オブジェクト名に関する詳細はを参照してください。
OBJECT SET FILTER は、入力フォームおよびダイアログ用フォームに対して使用でき、デザインモードで入力フィルタを受け付けるフィールドや入力可変数に適用できます。
entryFilterに空の文字列を指定すると、オブジェクトのカレント入力フィルタを取り除きます。
Note: このコマンドは、サブフォームのリストフォームに配置されたフィールドには使用できません。
Note: ツールボックスであらかじめ定義した入力フィルタをentryFilterに使用するには、入力フィルタ名の前に縦棒(|)を挿入します。
例題 1
以下の例は、郵便番号フィールドに対する入力フィルタを設定します。住所が米国の場合は、米国の郵便番号フィルタを設定します。それ以外の場合は、任意の入力ができるように設定します:
If([Companies]Country="US") // ZIPコードフォーマットにフィルターを設定
OBJECT SET FILTER([Companies]ZIP Code;"&9#####")
Else // アルファベットと数字を受け付け、小文字を大文字に変換
OBJECT SET FILTER([Companies]ZIP Code;"~@")
End if
例題 2
この例題では、“a,” “b,” “c,” そして“g”のみの入力を許可するよう設定します:
OBJECT SET FILTER([table]field ;"&"+Char(Double quote)+"a;b;c;g"+Char(Double quote)+"##")
Note: この例題では入力フィルタを &"a;b;c;g"## に設定しています。