OPEN URL
OPEN URL ( path {; appName}{; *} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
path | Text | → | 開くドキュメントまたはURL |
appName | Text | → | 使用するアプリケーション名 |
* | 演算子 | → | 指定した場合 = URLをエンコードしない, 省略した場合 = URLをエンコードする |
説明
OPEN URL コマンドは、appName で指定したアプリケーションを使用して、path 引数に渡したファイルやURLを開きます。引数には標準のURLまたはファイルのパス名のどちらかを渡す事ができます。コマンドは、OS X環境下ではコロン (':')、Windows環境下ではスラッシュ('\')、またはfile://で始まるPosix URLを受け取る事ができます。
appName 引数が省略されていた場合、4Dはまず引数をファイルパス名として解釈しようとします。この場合4Dはシステムに、もっとも適切なアプリケーションを使用してファイルを開くよう、リクエストします (例えば、.htmlファイルにはブラウザを、.docファイルにはMS Wordを使用します)。この場合 * 引数は無視されます。
path 引数に標準のURL (mailto:, news:, http:などのプロトコル) が渡された場合、4D はデフォルトのWebブラウザを開始し、URLにアクセスします。コンピュータに接続されたボリュームにブラウザがない場合、このコマンドは何も行いません。
appName parameter引数が渡された場合、コマンドはまずシステムに問い合わせをします。その名前のアプリケーションがインストールされていた場合、それが起動し、コマンドはそのアプリケーションに指定されたURLまたはドキュメントを開くようにリクエストします。
Windows環境下では、アプリケーション名を認識するメカニズムは、スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」で使用されているものと同じです。例えば、以下の様なものを渡す事ができます:
- "iexplore" で Internet Explorer を起動
- "chrome" で Chrome を起動(インストールされていれば)
- "winword" で MS Word を起動(インストールされていれば)
注: インストールされているアプリケーションの一覧は、以下のキーのregistry にあります: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\App Paths
OS X 環境下では、アプリケーションを探すのに、インストールされたアプリケーションを全て自動的にインデックスしてくれるFinderを使用します。パッケージ名を指定することで.app形式のアプリケーションをどれも認識する事ができます:
- "safari"
- "FireFox"
- "TextEdit"
appName 引数で指定されたアプリケーションが見つからない場合でも、エラーは返されません。コマンドはその引数が指定されなかったものとして実行されます。
4Dは自動でURLの特別文字をエンコードします。引数に***を渡すと、4DはURL特別文字のエンコードを行いません。このオプションを使用して、以下のようなURLの送信が可能です: "http://www.server.net/page.htm?q=something"
注: このコマンドはWebプロセスから呼ばれた時は動作しません。
例題 1
以下では、このコマンドがURL引数として受け入れる異なるタイプの文字列を例示します:
OPEN URL("http://www.4d.com")
OPEN URL("file://C:/Users/Laurent/Documents/pending.htm")
OPEN URL("C:\\Users\\Laurent\\Documents\\pending.htm")
OPEN URL("mailto:jean_martin@4d.fr")
例題 2
この例は最適なアプリケーションを起動するために使用できます:
$file:=Select document("";"";0)
If(OK=1)
OPEN URL(Document)
End if
例題 3
appName 引数を使用すると同じテキストファイルを異なるアプリケーションを使用して開く事ができます:
OPEN URL("C:\\temp\\cookies.txt") //ファイルをメモ帳で開く
OPEN URL("C:\\temp\\cookies.txt";"winword") //ファイルをMS Wordで開く(インストールされていれば)
OPEN URL("C:\\temp\\cookies.txt";"excel") //ファイルをMS Excelで開く(インストールされていれば)
参照
プロパティ
コマンド番号 | 673 |
スレッドセーフである | ✓ |