RECEIVE BUFFER
RECEIVE BUFFER ( receiveVar )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
receiveVar | Text | ← | データを受信する変数 |
説明
RECEIVE BUFFER は、SET CHANNELコマンドで前もって開いたシリアルポートからデータを読み込みます。シリアルポートは、コマンドで読み込まれるまで内容を保持するバッファを持ちます。RECEIVE BUFFERはシリアルバッファから文字を読み込み、receiveVarに格納して、バッファを消去します。バッファ中に文字が存在しなければ、receiveVarは何も含みません。
Windows
Windowsのシリアルポートバッファのサイズは10KBに制限されています。つまり、バッファがオーバーフローする可能性があるということです。バッファがいっぱいになった後、新しい文字を受信すると、最も古いものと置き換えられます。古くなった文字は失われるため、新しい文字を受信する際は、すみやかにバッファを読み込むことが重要です。
Mac OS
Mac OS Xのシリアルポート バッファーサイズは、理論的には制限がありません。実際には利用可能なメモリ量に制限されます。バッファーがいっぱいになった後、新しい文字を受信すると、最も古いものと置き換えられます。古くなった文字は失われるため、新しい文字を受信する際は、すみやかにバッファを読み込むことが重要です。
RECEIVE BUFFERコマンドはRECEIVE PACKETと異なり、バッファ中のデータが何であれ、それを即座に返します。RECEIVE PACKETはバッファ中に指定した文字を発見するまで、または指定した数の文字が入力されるまで待ちます。
RECEIVE BUFFERの実行中に、Ctrl-Alt-Shift (Windows) または Command-Option-Shift (Macintosh) を押して、受信を中断できます。中断することにより、エラー-9994が生成されます。ON ERR CALLを使用してインストールしたエラー処理メソッドにより、このエラーをとらえることができます。
例題
以下のプロジェクトメソッドLISTEN TO SERIAL PORTは、RECEIVE BUFFERコマンドを使用してシリアルポートからテキストを取得し、それをインタープロセス変数に追加します:
// LISTEN TO SERIAL PORT
// シリアルポートを開く
SET CHANNEL(201;Speed 9600+Data bits 8+Stop bits one+Parity none)
<>IP_Listen_Serial_Port:=True
While(<>IP_Listen_Serial_Port)
RECEIVE BUFFER($vtBuffer)
If((Length($vtBuffer)+Length(<>vtBuffer))>MAXTEXTLEN)
<>vtBuffer:=""
End if
<>vtBuffer:=<>vtBuffer+$Buffer
End while
この時点で、他のプロセスからインタープロセス変数<>vtBufferを読み込み、シリアルポートから受信したデータの処理を行うことができます。
シリアルポートの監視を中断するには、以下のコードを実行します:
// シリアルポートの待ち受けを停止する
<>IP_Listen_Serial_Port:=False
プロセス間でのコンフリクトを避けるために、セマフォを利用してインタープロセス変数<>vtBufferへのアクセスを保護する必要がある点に注意してください。詳細はSemaphoreコマンドを参照してください。
参照
ON ERR CALL
RECEIVE PACKET
Semaphore
SET CHANNEL
USE CHARACTER SET
プロパティ
コマンド番号 | 172 |
スレッドセーフである | ✓ |
システム変数を更新する | error |