REJECT
REJECT {( aField )}
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
aField | フィールド | 🡒 | 入力を拒否するフィールド |
説明
REJECTには2つの形式があります。第1の形式は、引数がありません。これは、データ入力全体を取り消し、ユーザは強制的にフォーム上にとどまります。第2の形式は、aField だけを取り消し、ユーザは強制的にそのフィールド上にとどまります。
Note: このコマンドを使用する前に、組み込みのデータ検証ツールの利用を考慮すべきです。
REJECTコマンドの第1の形式では、完全でないレコードをユーザが受け入れないようにします。REJECTを使用しなくても同じ効果を得ることができます。フィールドが正しく入力された後、テンキー側の“enter”キーをショートカットとした「動作なし」ボタンのオブジェクトメソッドでACCEPTコマンドとCANCELコマンドを使用してレコードの受け入れや取り消しを行います。REJECTコマンドの第1の形式よりも、上記の2番目の手法を利用することをお勧めします。
第1の形式を使用する場合には、REJECTコマンドを実行してユーザがレコードを受け入れないようにしますが、通常これはレコードが完全ではなかったり、不正確な入力が行われたために行います。ユーザがレコードを受け入れようとすると、REJECTコマンドの実行によりレコードが受け入れら れません。そしてこのレコードはフォーム上に表示されたままになります。したがって、ユーザはレコードが受け入れられるか、あるいは取り消されるまでデータの入力を続行しなければなりません。
この形式のREJECTコマンドを実行するのに最適な場所は、テンキー側の “enter”キーをショートカットとして割り当てた登録ボタンのオブジェクトメソッドです。この場合のデータのチェックは、レコードが受け入れられた場 合にのみ実行されます。ユーザは“enter”キーを押して、データをチェックしないで済ませることはできません。
REJECT コマンドの第2の形式は、引数fieldを渡します。この場合、カーソルはフィールドエリア内にとどまり、ユーザーが正しい値を入力するように強制します。
このシンタックスでは、REJECTコマンドをOn Data Change フォームイベントで呼び出す事が必要になります。このシンタックスのREJECTコマンドを、フォームメソッドか入力エリアのオブジェクトメソッドに入力する必要があります。REJECT コマンドをテーブルのサブフォームの詳細フォームから使用している場合、コマンドをフォームメソッドか詳細フォームのオブジェクトメソッドに入れて下さい。このコマンドはサブフォームエリアのフィールド内では何の効力も持ちません。
取り消されたフィ-ルドのデータを選択するために、HIGHLIGHT TEXTコマンドを使用することができます。