RELATE MANY
RELATE MANY ( oneTable | Field )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
oneTable | Field | テーブル, フィールド | → | すべての1対nリレーションを実行するテーブル または1フィールド |
説明
RELATE MANYには、2つの形式があります。
第1の形式RELATE MANY(oneTable)は、oneTableに対してすべての1対nのリレートを実行します。このコマンドは、oneTableに対して1対nのリレートを持つ各テーブルのカレントセレクションを更新します。nテーブルのカレントセレクションは、1テーブルのそれぞれのリレート先フィールドの現在値を反映します。このコマンドが実行される度に、nテーブルのカレントセレクションが再構成され、セレクションの最初のレコードがカレントレコードとしてロードされます。
第2の形式RELATE MANY(oneField)は、oneFieldに対して1対nのリレートを実行します。これは、oneFieldと関連を持つテーブルのみに対しカレントセレクションとカレントレコードを変更します。つまり、リレート先テーブルの関連するレコードがnテーブルのカレントセレクションになることを意味します。
Note: RELATE MANYを実行する際に、1テーブルのカレントセレクションが空の場合、このコマンドは何も行いません。
注: このコマンドはオブジェクト型フィールドをサポートしません。
例題
以下の例は、3つのテーブルが自動リレートで関連付けられています。[People]テーブルと[Parts]テーブルは両方とも[Companies]テーブルに対してn対1のリレート関係にあります。
[Companies]テーブルのこのフォームは、[People]テーブルと[Parts]テーブル両方の関連するレコードを表示します。
このフォームを表示すると、[People]テーブルと[Parts]テーブルの関連するレコードがロードされ、それぞれのテーブルのカレントセレクションとなります。
他方プログラムで[Companies]テーブルのレコード選択した場合には、リレート先レコードはロードされません。このような場合にはRELATE MANYコマンドを使用する必要があります。
Notes:
- RELATE MANYが空のセレクションに適用されたとき、コマンドは実行されず、nテーブルのセレクションは変わりません。
- コマンドが動作するためには、nフィールドにインデックス属性が付いている必要があります。
以下のメソッドは、[Companies]テーブルの各レコードに対し、警告ウィンドウを表示します。警告ウィンドウには社員数([People]テーブル中の関連するレコードの数)、供給する部品の種類数([Parts]テーブル中の関連するレコードの数)を表示します。この例では、ALERTコマンドの引数が複数行にわたっています。
自動リレートの場合でもRELATE MANYコマンドが必要なことに注目してください。
ALL RECORDS([Companies]) // Select all records in the テーブル
ORDER BY([Companies];[Companies]Name) // Order records in alphabetical order
For($i;1;Records in table([Companies])) // Loop once for each record
RELATE MANY([Companies]Name) // Select the related records
ALERT("Company: "+[Companies]Name+Char(13)+"People in company: "
+String(Records in selection([People]))+Char(13)+
"数値 of parts they supply: "+String(Records in selection([Parts])))
NEXT RECORD([Companies]) // Move to the next record
End for
参照
プロパティ
コマンド番号 | 262 |
スレッドセーフである | ✓ |
カレントセレクションを変更する |