RELATE ONE SELECTION
RELATE ONE SELECTION ( manyTable ; oneTable )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
manyTable | Table | → | nテーブル (リレーションの開始元) |
oneTable | Table | → | 1テーブル (リレーションの参照先) |
説明
RELATE ONE SELECTIONコマンドは、manyTableのレコードセレクションをもとにして、oneTableテーブルの新しいセレクションを作成し、その新しいセレクションの最初のレコードをカレントレコードとしてロードします。
このコマンドはmanyTableからoneTableへのリレートがある場合にのみ使用できます。RELATE ONE SELECTIONはリレートの複数レベルを対象に動作できます。manyTableとoneTableの間には複数のリレートテーブルがある場合があります。これらのリレートは、マニュアルリレートまたは自動リレートのどちらでも動作します。
RELATE ONE SELECTIONは開始テーブルからリレート先テーブルまで設定されているリレーションパスのうち、最も短いものを使用します。同じサイズのパスが存在し、使用されたパスをコントロールする必要がある場合には、SET FIELD RELATION コマンドの使用も検討してください。
例題
以下の例では、今日が請求書の支払期日であるすべての顧客を検索します。
以下は、[Invoices]テーブル内のレコードセレクションに基づき、[Customers]テーブルのセレクションを作成します:
CREATE EMPTY SET([Customers];"Payment Due")
QUERY([Invoices];[Invoices]DueDate=Current date)
While(Not(End selection([Invoices])))
RELATE ONE([Invoices]CustID)
ADD TO SET([Customers];"Payment Due")
NEXT RECORD([Invoices])
End while
以下の手法ではRELATE ONE SELECTIONを使用して同じ結果を得ています:
QUERY([Invoices];[Invoices]DueDate=Current date)
RELATE ONE SELECTION([Invoices];[Customers])
注: バージョン11以降、このコードはパフォーマンスを低下させることなく以下のコードに書き換えることができます:
QUERY([Customers];[Invoices]DueDate=Current date)