Select RGB Color
Select RGB Color {( defaultColor {; message} )} : Integer
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
defaultColor | Integer | → | 事前に選択されたRGBカラー |
message | Text | → | 選択ウィンドウのタイトル |
戻り値 | Integer | ← | RGBカラー |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
Select RGB Colorコマンドはシステムカラー選択ウィンドウを表示し、ユーザによって選択された色のRGB値を返します。
システムカラー選択ウィンドウは以下のように表示されます。
Macintosh | Windows |
---|---|
オプションの引数defaultColor を使用して、色を事前に選択できます。例えばこの引数を使用して、ユーザーが最後に設定した色をデフォルトで復元することができます。RGBのフォーマットカラーの値をこの引数に渡します (OBJECT SET RGB COLORSコマンドの説明参照)。SET RGB COLORSテーマにある定数の一つを使用できます。
引数defaultColorを省略したり0を渡すと、ダイアログボックスが開いたときに黒色が選択されます。
オプションの引数messageを使用して、システムウィンドウのタイトルをカスタマイズできます。この引数が省略されると、タイトル"カラー" がデフォルトで表示されます。
このダイアログボックスを受け入れた後の動作はプラットフォームにより異なります:
- WindowsではユーザーがOKをクリックすると、コマンドから選択された色がRGBフォーマットで返され、OKシステム変数が1に設定されます。ユーザーがダイアログボックスをキャンセルするとコマンドは-1を返し、システム変数OKに0が設定されます。
- Mac OSではクローズボックスをクリックするかEscキーを押してダイアログボックスを閉じます。ダイアログ内でのユーザーの操作に関わらず、いずれの場合もシステム変数OKは1に設定されます。コマンドは選択された色をRGBフォーマットで返します。ユーザーがカラーを選択しなかった場合、返される値はdefaultColorが渡されていればその値、渡されていなければ0です。
注: サーバーマシンまたはWebプロセス内では、このコマンドを使用しないでください。