SET HELP MENU
SET HELP MENU ( menuCol )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
menuCol | Collection | → | メニュー項目のコレクション |
説明
SET HELP MENU コマンドを使用すると、アプリケーションモードにおいてデフォルトの4D ヘルプメニューの内容を、 menuCol 引数に渡したコレクションで置き換えることができます。
このコマンドはアプリケーションモードでのデフォルトのヘルプメニューを、以下の全ての4D 環境において置き換えます: インタープリターモード、コンパイルモード、組み込みアプリ、シングルユーザーおよびクライアント/サーバー
注意:
- "ヘルプ"というラベル自体はシステムによって管理されており、このコマンドでカスタマイズすることはできません。
- カスタマイズされたヘルプメニューでは、サブメニュー、チェックマーク、スタイル、アイコンをサポートしません。
menuCol 引数には、カスタマイズされたヘルプメニューのすべての項目を定義するメニューオブジェクトのコレクションを渡します。それぞれのメニューオブジェクトは以下のプロパティを格納することができます:
プロパティ | 型 | 詳細 |
---|---|---|
title | テキスト | メニュー項目名 |
method | テキスト | 4D.Function | メニュー項目が選択されたときに実行するプロジェクトメソッド名または4D フォーミュラオブジェクト。このプロパティが使用されている場合、"action" プロパティを渡してはいけません(渡した場合は"method" は無視されます) |
worker | テキスト | 数値 | "method"のコード実行を管理するためのワーカーの名前、またはプロセスの番号。"worker"プロパティの値に応じて、複数の設定がサポートされています: 値がワーカー名(テキスト)だった場合、4D は"method"を実行するためにこのワーカーを使用または作成します(CALL WORKER と同等) 値がプロセスの番号だった場合、4D はそれが存在すればそのプロセスを使用し、そうでなければ何もしません(CALL WORKER と同等) 値が未定義でアプリケーションがカレントダイアログ(最前面のダイアログ)を表示している場合、4D はこのダイアログのプロセスを使用します(CALL FORM と同等) 値が未定義でアプリケーションがカレントダイアログを表示していない場合、4D はワーカー1(4D リモート/シングルユーザー版)またはワーカー4D_server_interface (4D Server)を呼び出します。 |
action | テキスト | メニュー項目が選択されたときに実行する標準アクション。このプロパティが使用されている場合、"method"プロパティは渡されていても無視されます。 |
shortcutKey | テキスト | 項目のショートカットキー(Ctrl/Command キーと組み合わせて呼び出します) |
shortcutShift | ブール | 項目ショートカットにShift キーを追加するためにはTrue を渡します。 |
shortcutAlt | ブール | 項目ショートカットにAlt/Option キーを追加するためにはTrue を渡します。 |
カスタマイズされたヘルプメニューは項目を、コレクション内の順番と同じ順番で表示します。
セパレーター線を挿入するには、コレクション内にnull または空のオブジェクトを渡します。
例題
アプリケーションのヘルプメニューをカスタマイズしたい場合を考えます:
var $col : Collection
$col:=New collection
$col.push(New object("title";"Knowledge base";"worker";"workerHlp";"method";"methodHlp";"shortcutAlt";True;"shortcutKey";"Y"))
$col.push(Null) //セパレーター線を追加
$col.push(New object("title";"Tools";"action";ak msc;"shortcutShift";True;"shortcutKey";"Y"))
SET HELP MENU($col)
SET ABOUT("About this application";"m_about") //to replace 'About 4D' on Windows
参照
プロパティ
コマンド番号 | 1801 |
スレッドセーフである | ✗ |