SET MENU BAR
SET MENU BAR ( menuBar {; process}{; *} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
menuBar | Integer, Text, Text | → | メニューバー番号または名前 または メニュー参照 |
process | Integer | → | プロセス参照番号 |
* | 演算子 | → | メニューバーの状態を保存 |
説明
SET MENU BAR はカレントプロセスのみのメニューバーをmenuBarで指定したメニューバーで置き換えます。menuBar 引数には、新しいメニューバーの番号または名前を渡します。またメニューID (MenuRef 型, 16文字の文字列) を渡すこともできます。参照を使用する場合、メニューをメニューバーとして、あるいはその逆として使用できます (の節を参照)。
Note: メニューバー名には31文字までを指定でき、ユニークでなければなりません。
オプションのprocess 引数を使用すると、指定したプロセスのメニューバーをmenuBarに変更します。
Note: menuBarにMenuRefを渡した場合、process 引数は意味を持たず、無視されます。
オプションの引数 * を使用すると、メニューバーの状態を保存できます。この引数が省略された場合、SET MENU BARが実行されたとき、コマンドはメニューバーを再初期化します。
例えばSET MENU BAR(1)を実行したとします。次にDISABLE MENU ITEMコマンドを使い、いくつかのメニューを使用不可にします。
SET MENU BAR**(1)**を2度目に実行すると、その実行が同じプロセスからでも別のプロセスからでも、メニューはすべて、元の使用可の状態に戻ります。
SET MENU BAR**(1;*)**を実行すると、メニューバーは前と同じ状態を保っており、使用不可にしたメニューは使用不可のままです。
Note: menuBarにMenuRefを渡した場合、* 引数は意味を持たず、無視されます。
ユーザがアプリケーションモードに移ると、最初のメニューバー(メニューバー#1)が表示されます。データベースを開く際にや個々のユーザ用のStartupメソッドで目的のメニューバーを指定して、メニューバーを変更することができます。
例題 1
以下の例は、カレントメニューバーをメニューバー#3に変更し、メニューの状態を元に戻します:
SET MENU BAR(3)
例題 2
以下の例題は、カレントメニューバーを“FormMenuBar1”という名前のメニューバーに変更し、メニューコマンドの状態を保存します。事前に選択不可に設定されたメニューコマンドは、選択不可のまま表示されます。
SET MENU BAR("FormMenuBar1";*)
例題 3
以下の例は、レコードの変更中フォームのメニューバーをメニューバー#3に変更します。レコードの変更が終了すると、メニューの状態を保存してメニューバーをメニューバー#2に戻します:
SET MENU BAR(3)
ALL RECORDS([Customers])
MODIFY SELECTION([Customers])
SET MENU BAR(2;*)
例題 4
この包括的な例題では、以下のファイルメニューや編集メニューをプラグラムで作成します:
//File メニューを作成するメソッド
var FileMenu : Text //FileMenu にはFIleメニュー参照が含まれます
FileMenu:=Create menu
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"My Database "+Get indexed string(131;29))
SET MENU ITEM MARK(FileMenu;1;Char(18))
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"Quit the Test Application mode/Y")
SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;3;Associated standard action;ak return to design mode)
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"Preferences")
SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;5;Associated standard action;ak database settings) //Settings
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;"(-")
INSERT MENU ITEM(FileMenu;-1;Get indexed string(131;30))
SET MENU ITEM PROPERTY(FileMenu;7;Associated standard action;ak quit) //Quit
SET MENU ITEM SHORTCUT(FileMenu;7;Character code("Q"))
//Find and Replace メニューを作成するメソッド
var FindAndReplaceMenu : Text //FindAndReplaceMenu にはFind and Replaceメニュー参照が含まれます
FindAndReplaceMenu:=Create menu
APPEND MENU ITEM(FindAndReplaceMenu;"Find;Find Next;Find Previous;(-;Replace;Replace Next;Replace Previous")
SET MENU ITEM SHORTCUT(FindAndReplaceMenu;1;Character code("F"))
SET MENU ITEM SHORTCUT(FindAndReplaceMenu;5;Character code("R"))
SET MENU ITEM METHOD(FindAndReplaceMenu;1;"MyFindMethod")
//Edit メニューを作成するメソッド
var EditMenu : Text //EditMenu には Edit メニュー参照が含まれます
EditMenu:=Create menu
APPEND MENU ITEM(EditMenu;"Cut;Copy;Paste")
SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;1;Character code("X"))
SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;1;Associated standard action;ak cut)
SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;2;Character code("C"))
SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;2;Associated standard action;ak copy)
SET MENU ITEM SHORTCUT(EditMenu;3;Character code("V"))
SET MENU ITEM PROPERTY(EditMenu;3;Associated standard action;ak paste)
INSERT MENU ITEM(EditMenu;-1;"(-")
INSERT MENU ITEM(EditMenu;-1;"Find and Replace";FindAndReplaceMenu) //サブメニューを持つアイテム
main_Bar:=Create menu //他のメニューを統合してメニューバーを作成する
INSERT MENU ITEM(main_Bar;-1;Get indexed string(79;1);FileMenu)
APPEND MENU ITEM(main_Bar;"Edit";EditMenu)
SET MENU BAR(main_Bar)
参照
メニューの管理
プロパティ
コマンド番号 | 67 |
スレッドセーフである | ✗ |