SET WINDOW RECT
SET WINDOW RECT ( left ; top ; right ; bottom {; window}{; *} )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
left | 倍長整数 | 🡒 | ウィンドウ内容領域のグローバル左座標 |
top | 倍長整数 | 🡒 | ウィンドウ内容領域のグローバル上座標 |
right | 倍長整数 | 🡒 | ウィンドウ内容領域のグローバル右座標 |
bottom | 倍長整数 | 🡒 | ウィンドウ内容領域のグローバル下座標 |
window | WinRef | 🡒 | ウィンドウ参照番号, または省略時カレントプロセスの最前面ウィンドウ |
* | 演算子 | 🡒 | 省略時 (デフォルト) = ウィンドウを最前面にする指定時 = ウィンドウの並びレベルを変更しない |
説明
SET WINDOW RECTコマンドはwindowに渡した参照番号のウィンドウのグローバル座標を変更します。ウィンドウが存在しない場合、コマンドはなにも行いません。
window 引数を省略すると、SET WINDOW RECTはカレントプロセスの最前面ウィンドウに適用されます。
このコマンドは、渡された新座標に基づき、ウィンドウをリサイズして移動します。
座標は、アプリケーションウィンドウのコンテンツエリア(MDI モードのWindows) またはメインスクリーン(macOS とSDI モードのWindows) の左上隅に対する相対座標 で表します。座標はウィンドウの内容領域に対応する四角を表します (タイトルバーと枠線を除く)。
警告: このコマンドを使用すると、ウィンドウをメインウィンドウ (Windows) やスクリーン (Macintosh) の外に動かすことができてしまうことに注意してください。これを避けるにはScreen widthやScreen heightなどのコマンドを使用してウィンドウの新しい座標を検証します。
このコマンドを実行するとデフォルトで自動的に、window 引数で指定されたウィンドウが最前面に移動されます (window引数が使用されている場合)。最後の引数として * を渡すとこの動作を無効にできます。この場合コマンドはウィンドウの元の順番 (z座標) を変更しません。
このコマンドはフォームオブジェクトには影響しません。ウィンドウに表示されているフォーム中のフォームオブジェクトは、 (プロパティ設定にかかわらず) このコマンドにより移動やリサイズはされません。ウィンドウのみが更新されます。オブジェクトのリサイズプロパティを考慮に入れたフォームウィンドウのサイズ変更を行うにはRESIZE FORM WINDOWコマンドを使用します。
例題 1
WINDOW LISTコマンドの例題参照