SOAP SEND FAULT
SOAP SEND FAULT ( faultType ; description )
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
faultType | Integer | → | 1 = クライアント側のエラー, 2 = サーバー側のエラー |
description | Text | → | SOAPクライアントに送信する、エラーの説明 |
説明
SOAP SEND FAULTコマンドを使用して、SOAPクライアントにエラーの発生元 (クライアントまたはサーバ) を示すエラーを送ることができます。このコマンドを使用することで、結果を返さなくても、クライアントにエラー示すことができます。
例えば、“Square_root” Webサービスが呼び出された時に負数がクライアントから送信された場合、クライアントによるエラーが検知します。このコマンドを使用してクライアントに、正数が必要であることを通知できます。
サーバ側のエラーとしては、例えば、メソッド実行時のメモリ不足などがあります。
faultTypeにエラーの発生元を渡します。*Web Services (Server)*テーマの定義済み定数を使用できます:
定数 | 型 | 値 |
---|---|---|
SOAP client fault | 倍長整数 | 1 |
SOAP server fault | 倍長整数 | 2 |
descriptionにはエラーの説明を渡します。クライアントの実装が対応していれば、エラーを処理できます。
例題
“Square_root” Webサービスの例題において、負数が渡された場合にリクエストを処理するため、以下のコードを使用できます:
SOAP SEND FAULT(SOAP client fault;"Positive values required")