SVG Find element ID by coordinates
SVG Find element ID by coordinates ( {* ;} pictureObject ; x ; y ) : Text
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時、pictureObjectはオブジェクト名 (文字列) 省略時、pictureObjectはフィールドまたは変数 |
pictureObject | Picture | → | オブジェクト名 (* 指定時) または フィーウドまたは変数 (* 省略時) |
x | Integer | → | X座標 (ピクセル) |
y | Integer | → | Y座標 (ピクセル) |
戻り値 | Text | ← | X, Yの位置に見つかった要素のID |
説明
SVG Find element ID by coordinatesコマンドは、 pictureObject引数で指定されたSVGピクチャ内で、x, y座標により設定された場所で見つかるXML要素のID ("id" または "xml:id" 属性) を返します。 このコマンドは特に、SVGオブジェクトを使用してインタラクティブなインタフェースを作成する際に使用します。
Note: SVGフォーマットに関する詳細はXMLユーティリティコマンドの概要を参照してください。
オプションの * 引数を渡すと、pictureObject 引数はオブジェクト名 (文字列) であることを示します。この引数を渡さないと、pictureObject 引数はフィールドまたは変数であることを示します。この場合文字列ではなくフィールドまたは変数の参照 (フィールドまたは変数のみ) を渡します。
ピクチャがフォームに表示されている必要はないことに留意してください。この場合、"オブジェクト名" を使用するシンタックスは使用できず、フィールドまたは変数を渡さなければなりません。
x と y 引数に渡す座標は、ピクチャの左上隅(0,0)からの相対位置で示されたピクセル数でなければなりません。フォームに表示されたピクチャのコンテキストでは、 MouseX と MouseY システム変数の値を使用できます。これらの変数はフォームイベントのOn Clicked、 On Double Clicked と On Mouse Up および On Mouse Enter と On Mouse Move で更新されます。
Note: ピクチャの座標システムにおいて、ピクチャ表示フォーマットにかかわらず、ピクチャがスクロールやズームされていても、MouseXとMouseYは常にピクチャの同じ場所を指し示します (繰り返しフォーマットを除く) 。
使用されるポイントは最初に見つかったポイントです。例えば以下のケースでは、Point Aが渡されると円のIDが返され、Point Bが渡されると四角のIDが渡されます:
座標が重ね合わせまたは複合オブジェクトに対応する場合、コマンドは必要に応じて親要素の間をさかのぼり、有効なID属性を持つ最初のオブジェクトのIDを返します。
コマンドは以下の場合空の文字列を返します:
- ID属性を見つけられないままrootに達した場合。
- 座標がオブジェクトを指していない場合。
- ID属性値が空の文字列の場合。 Note: このコマンドはopacity値 ("fill-opacity" 属性) が0.01より小さいのオブジェクトを検知することはできません。
システム変数およびセット
pictureObjectが有効なSVGピクチャを含んでいない場合、コマンドは空の文字列を返しOKシステム変数に0が設定されます。コマンドが正しく実行されればOKシステム変数に1が設定されます。
参照
プロパティ
コマンド番号 | 1054 |
スレッドセーフである | ✗ |
システム変数を更新する | OK |