WA Create URL history menu
WA Create URL history menu ( {* ;} object {; direction} ) : Text
引数 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
* | 演算子 | → | 指定時, objectはオブジェクト名 (文字列) 省略時, objectは変数 |
object | any | → | オブジェクト名 (* 指定時) または 変数 (* 省略時) |
direction | Integer | → | 0 または省略=戻るURLのリスト, 1=進むURLリスト |
戻り値 | Text | ← | メニュー参照 |
このコマンドはスレッドセーフではないため、プリエンプティブなコードには使えません。
説明
WA Create URL history menu コマンドは、* と object で指定したWebエリアがセッション中に訪問したURL間をナビゲートするメニューを作成します。このコマンドを使用して、カスタムのナビゲーションインタフェースを作成できます。
提供される情報はセッションに限定されます。言い換えればナビゲーションは同じWebエリアで、フォームが閉じられない間実行されます。
directionには取得するリストを指定する値を渡します。Web Area テーマの以下の定数を使用できます:
定数 | 型 | 値 |
---|---|---|
WA next URLs | 倍長整数 | 1 |
WA previous URLs | 倍長整数 | 0 |
direction 引数を省略すると、0 が使用されます。
メニューが生成されたら、4Dの Dynamic pop up menu コマンドで表示し、4Dの標準メニュー管理コマンドを使用して処理できます。このコマンドから返される文字列には、訪問したページのURLが含まれます (例題参照)。
メニューを使用しなくなったら、RELEASE MENU コマンドを呼び出してURL履歴メニューを削除します。
互換性に関する注意: 4D v19 R5 以降、このコマンドは *Windows のシステムレンダリングエンジン を使用しているWeb エリアに対するカレントURL のみを格納したメニューを作成します。
例題
以下のコードを、ポップアップメニューを持つ"戻る"3Dボタンに関連付けることができます:
Case of
//シングルクリック
:(Form event code=On Clicked)
WA OPEN BACK URL(WA_area)
//矢印のクリック -> ポップアップ表示
:(Form event code=On Alternative Click)
//戻る履歴メニューを作成
$Menu:=WA Create URL history menu(WA_area;WA previous URLs)
//ポップアップにこのメニューを表示
$URL:=Dynamic pop up menu($Menu)
//項目が選択されたら
If($URL#"")
//Webページを開く
WA OPEN URL(WA_area;$URL)
End if
//メニューを削除してメモリを解放
RELEASE MENU($Menu)
End case